FGF21の高血圧・肥満関連バリアントを報告
A Common Allele in FGF21 Associated with Sugar Intake Is Associated with Body Shape, Lower Total Body-Fat Percentage, and Higher Blood Pressure
背景
糖代謝系に作動するFGF21は肥満との関連が注目されており、そのバリアントの研究は重要である。英University of ExeterのFraylingらは、UK Biobankのビッグデータ(n=451,099)に基づき、一般的なFGF21アレル(A:rs838133)と炭水化物代謝の関連を検討した。
結論
同アレル保有者は体脂肪率が低く、血圧・W/H比が高かった。
評価
国際チームがUK Biobankビッグデータを解析した高信頼度結果だが、同グループは昨年このバリアントが糖・アルコール高摂取と関連することを示唆しており、一見不思議な結果である。FGF21は治療ターゲットとして注目されているが、リアルワールドでの作用は複雑である可能性がある。


