インドにおける糖尿病と高血圧の有病率：最大の調査

Diabetes and Hypertension in India: A Nationally Representative Study of 1.3 Million Adults

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背景

中国・インドで糖尿病（DM）・高血圧（HT）等の非感染性疾患（NCD）の疫学調査が進んできている。Harvard T. H. Chan School of Public HealthのGeldsetzerらは、インド成人1,320,555名を対象として、DM・HTに関する全国斉一調査を行った（2012〜2014年）。

結論

DM・HTの有病率は各7.5%・25.3%であった。HTは若年者で目立った（18〜25歳：12.1%）。富裕層・都市民で有病率がやや高かったが、教育程度による差は少なかった。地域差は大きかった。

評価

同国人口に関する最大の斉一研究で、基本的参照点となった。著者らは、若年者でのHTの有病率はこれまでの諸調査を上回る、としている。