アメリカのFASD有病率、最高推定値は従来の10倍
Prevalence of Fetal Alcohol Spectrum Disorders in 4 US Communities
背景
アメリカでの胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD)の有病率は小児1000人中10人、というデータがあったが精密ではない。University of North CarolinaのMayらは、アメリカの代表的4地域で2010〜2016年間に詳細な実地調査を行った(小学1年生13,146名から代表的6,639名とその親を選抜)。
結論
FASDと診断されたのは222名(3.3%)であり、推測有病率は地域差が大きく、conservativeには11.3‐50.0人/1000人、weightedには31.1‐98.5人/1000人 となる(最高はロッキー山脈域、最低は中西部)。
評価
主要18機関が参加したメジャーな調査である。メディアで衝撃が広がっているが、著者らは「まず重要なことは、FASDが<よくあること>だ、ということだ」とコメントしている。ADHDと診断されているものの一部も実はFASDである可能性がある。


