アメリカのFASD有病率、最高推定値は従来の10倍
Prevalence of Fetal Alcohol Spectrum Disorders in 4 US Communities

カテゴリー
生活習慣病
ジャーナル名
The Journal of the American Medical Association
年月
February 2018
319
開始ページ
474

背景

アメリカでの胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD)の有病率は小児1000人中10人、というデータがあったが精密ではない。University of North CarolinaのMayらは、アメリカの代表的4地域で2010〜2016年間に詳細な実地調査を行った(小学1年生13,146名から代表的6,639名とその親を選抜)。

結論

FASDと診断されたのは222名(3.3%)であり、推測有病率は地域差が大きく、conservativeには11.3‐50.0人/1000人、weightedには31.1‐98.5人/1000人 となる(最高はロッキー山脈域、最低は中西部)。

評価

主要18機関が参加したメジャーな調査である。メディアで衝撃が広がっているが、著者らは「まず重要なことは、FASDが<よくあること>だ、ということだ」とコメントしている。ADHDと診断されているものの一部も実はFASDである可能性がある。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)

Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)