発症6時間以降の血管内血栓除去の有効性を確定:AURORAメタアナリシス
Thrombectomy for anterior circulation stroke beyond 6 h from time last known well (AURORA): a systematic review and individual patient data meta-analysis
背景
画像技術の進歩は、これまで発症後6時間とされてきた近位部前方循環系主幹動脈閉塞の介入ウィンドウを拡大しつつある。Cooper University Health CareのJovinらは、2010年から2021年3月までに行われた脳血管内治療のランダム化比較試験を対象としたシステマティックレビューと、患者個別データのメタアナリシスを実施し、6〜24時間の血栓除去術のベネフィットを評価した。
結論
選択基準を満たした6件の試験から、505名の患者個別データが含まれた。一次アウトカム(90日後のmRS)解析では、血栓除去術のベネフィットが示された(未調整共通オッズ比2.42, 調整共通オッズ比2.54)。血管内治療は、最良の内科的治療のみと比較して、日常生活動作における自立度が高かった(45.9% vs. 19.3%)。介入群と対照群の90日死亡率(16.5% vs. 19.3%)、症候性脳内出血(5.3% vs. 3.3%)に差はなかった。治療による効果は、12〜24時間でランダム化を受けた患者(共通オッズ比5.86)の方が、6〜12時間の患者(1.76)よりも高かった。
評価
DAWN・DEFUSE・ESCAPE等主要試験の患者レベル解析から、発症6時間以降の血栓除去術のベネフィットを確定し、さらに12〜24時間ではより強い治療効果が認められることを明らかにした。


