角膜びらんへのテトラカイン鎮痛をRCTで検証
Short-Term Topical Tetracaine Is Highly Efficacious for the Treatment of Pain Caused by Corneal Abrasions: A Double-Blind, Randomized Clinical Trial
背景
角膜上皮剥離(角膜びらん)に対する局所鎮痛は、合併症や治癒の阻害への懸念から推奨されていなかったが、近年テトラカインによる鎮痛が安全かつ効果的であるとするエビデンスが登場している。INTEGRIS Southwest Medical CenterのShipmanらは、救急の単純性角膜びらん成人患者に、24時間の局所テトラカインまたはプラセボを割り付ける二重盲検ランダム化比較試験を実施した(n=111)。
結論
24-48時間後のフォローアップ受診時のNRS疼痛スコアは、テトラカイン群で1、プラセボ群では8であった。テトラカイン群の患者はヒドロコドンの使用が少なく、合併症の発生率は同程度であった。
評価
100名規模のRCTとしては2件目であり(http://doi.org/10.1111/acem.12346)、テトラカインによる鎮痛が効果的であり、懸念された合併症などもみられないことを実証した。日本で利用可能な点眼用麻酔薬は、鎮痛のみの目的での使用が禁じられている。


