院外心停止・難治性VFでの早期ECMOで4割が生存:第2相ARREST試験
Advanced reperfusion strategies for patients with out-of-hospital cardiac arrest and refractory ventricular fibrillation (ARREST): a phase 2, single centre, open-label, randomised controlled trial
背景
院外心停止(OHCA)・心室細動(VF)の患者の半数以上は初期の二次救命処置(ACLS)に反応しないVFを呈し、cardiac ECMO(体外式膜型人工肺)の使用も拡がっているものの、エビデンスは乏しい。University of Minnesota Medical SchoolのYannopoulosらは、3回のショック後にも自己心拍再開がないOHCA・難治性VF成人患者を、早期ECMO蘇生または標準的なACLSに割り付ける第2相単施設ランダム化比較試験ARRESTを実施した。
結論
生存退院率はACLS群で7%、ECMO群43%であり、30例を登録した後、事前に設定されたECMOの優越性基準を上回ったため試験は終了した。6ヵ月生存率はACLS群で0%、ECMO群43%であった。
評価
心停止例においてALCSとECMOを比較する初めてのRCTであり、コストとリソース消費に見合った高い生存率を実証した。ECMOを中心に組織化された介入プログラムの賜物であり、難治性心停止における最高品質ケアの一つのモデルとして重要である。


