POCエコーで膿瘍と蜂窩織炎を鑑別する:系統的レビュー・メタ解析
Point-of-Care Ultrasonography for the Diagnosis of Skin and Soft Tissue Abscesses: A Systematic Review and Meta-analysis
背景
皮膚・軟部組織の感染症は救急で一般的だが、蜂窩織炎と膿瘍の鑑別は臨床所見だけでは不確実である。Rush University Medical CenterのGottliebらは、システマティックレビュー・メタアナリシスにより、ポイントオブケア超音波検査を用いた皮膚・軟部組織膿瘍の診断について評価した。
結論
2,656名の患者を含む、14件の研究が同定された。POCエコーの感度は94.6%、特異度は85.4%、陽性尤度比は6.5、陰性尤度比は0.06であった。感度・特異度は、膿瘍・蜂窩織炎の検査前疑いが高い患者および成人患者で高く、臨床的に不確実な患者および小児患者で低かった。POCエコーにより、10.3%の症例で正しい管理への変更がなされ、0.7%では正しくない管理へと変更された。
評価
皮膚膿瘍・蜂窩織炎におけるPOCエコーの有効性をメタ解析により確認した。症例の1割で管理の変更をもたらしており、不可欠な手技といえるだろう。


