小児敗血症の予後を予測するバイオマーカーリスクモデル
Prospective clinical testing and experimental validation of the Pediatric Sepsis Biomarker Risk Model
背景
敗血症は異質性の高い疾患であり、リスク層別化は困難を極める。Cincinnati Children’s Hospital Medical CenterのWongらは、敗血症性ショック小児患者の前向コホートにおいて、5種のバイオマーカーからなるPERSEVEREとこれに血小板数を加えたPERSEVERE IIの予後予測能を検証した。さらに敗血症マウスモデルにおいてもリスク層別化が可能かを検証した(n=461)。
結論
コホート全体の死亡率は12.6%であった。28日死亡率についてのPERSEVEREの予測能は、AUROC:0.67であったが、PERSEVERE IIは0.83であった。実験的敗血症モデルマウスのコホートで、マウス版PERSEVERE(mPERSEVERE)を導出、マウスにおいても優れた弁別能を示した(AUROC:0.83)。
評価
PERSEVERE IIは、小児敗血症コホートにおいて優れた予後予測能を示した。小児敗血症へのステロイドを検証するSHIPSS試験(NCT03401398)でテストされる予定である。


