不要な頭部CTを削減するために金銭的インセンティブは有効か?
The Effect of Financial Incentives on Patient Decisions to Undergo Low‐value Head Computed Tomography Scans
背景
不要なCT検査の削減はなお喫緊の課題であるが、決定打はない。University of MichiganのIyengarらは、同大救急部門の患者での仮想シナリオを用いた横断調査により、ランダムに割り当てられたベネフィットとリスクについての情報、および金銭的インセンティブにより頭部CTの希望がどのように変化するかを調査した(n=913)。
結論
脳内出血の検出率(ベネフィット)が0.1%から1%に増加した場合、CT実施の希望は有意に増加した(調整オッズ比1.47)。10年以内の発がん率(リスク)が0.1%から1%に増加した場合には、CT希望は有意に減少した(0.66)。さらに、100ドルのインセンティブを提案した場合、CTの希望は60%から48.3%へと減少した(0.64)。
評価
あくまで仮想シナリオを用いた予備的調査であるが、金銭的インセンティブが救急患者のCT検査への嗜好を低下させる可能性を示唆した。


