発症9時間以内または発症時間不明の脳卒中での血栓溶解療法:RCTのメタ解析
Extending thrombolysis to 4.5-9 h and wake-up stroke using perfusion imaging: a systematic review and meta-analysis of individual patient data
背景
発症4.5時間以内の脳卒中ではアルテプラーゼによる血栓溶解療法が推奨されているが、4.5時間という範囲をこえて利益をもつ患者が存在することが示されている。オーストラリアUniversity of MelbourneのCampbellらは、システマティックレビューとメタアナリシスにより、発症後4.5〜9時間または発症時間不明で灌流画像ミスマッチが確認されたwake-up脳卒中患者で、アルテプラーゼとプラセボを比較したランダム化比較試験の結果を統合した。
結論
3件のRCTから、414名の患者が含まれた。3ヶ月時点で機能的良好な患者(修正Rankinスケール0〜1)は、アルテプラーゼ群36%、プラセボ群29%であった(調整オッズ比1.86)。症候性頭蓋内出血はアルテプラーゼ群で多かった(5% vs. <1%)。アルテプラーゼ群の14%、プラセボ群の9%が死亡した(1.55)。
評価
3件のうちEXTEND試験とECASS4-EXTEND試験は、WAKE-UP試験の有効結果を受けて早期終了したものである。これらの結果を受けて、脳卒中の治療ウィンドウは大きく拡がることになる。


