ECLSを受ける偶発性低体温患者の転帰を予測する：メタ解析

Prediction and risk stratification of survival in accidental hypothermia requiring extracorporeal life support: An individual patient data meta-analysis

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背景

偶発性低体温による心停止では、体外循環による生命補助（ECLS）が適応となる。カナダKelowna General HospitalのSaczkowskiらは、ECLSによる治療を受けた偶発性低体温患者における予後予測モデルを開発するメタアナリシスを行った。

結論

44件の観察研究、40件の症例報告が解析に含まれた（n=658）。神経学的に良好な生存率は40.3%であり、緩徐な復温速度（オッズ比0.93）、女性（2.78）、非窒息性（0.19）、低い血清カリウム濃度（0.62）が、神経学的良好生存の因子であった。ロジスティック回帰モデルは高い弁別能を示した（c統計量0.849）。

評価

既存研究の患者個別データから、ECLSが有用な患者因子を特定した。3項目からなるICE survival scoreも高い予後予測性能を示した。