心不全は心房機能不全として潜行する?
Associations of Cardiac Mechanics With Exercise Capacity: The Multi-Ethnic Study of Atherosclerosis

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
Journal of the American College of Cardiology
年月
July 2021
78
開始ページ
245

背景

心不全、特にHFpEFの発症は6分間歩行距離(6MWD)で測定される運動機能低下とどう関連しているのか。Northwestern UniversityのPatelらは、第6次MESA研究参加者2,096名(心不全徴候なし)を対象として精密心エコー検査(安静時・脚挙上後)を実施し、心機能予備能を評価した。

結論

6MWD短縮と関連した因子は、安静時LAレザボアストレインの低下、脚挙上後の同ストレインの増強不能、RAレザボアストレインの低下であった。また、LV拡張機能低下も6MWDの短縮と関連していた。LV収縮機能は6MWDと独立に関連していなかった。

評価

無症状者の心不全がHFpEFとして潜行すること、この過程で心房機能不全が鍵となることを示すデータである。HFpEFが「心房不全」として理解されるべきことを示唆する。

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取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)