日本のメタボ減らし特定保健指導健診は無意味
Association of the National Health Guidance Intervention for Obesity and Cardiovascular Risks With Health Outcomes Among Japanese Men

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
JAMA Internal Medicine
年月
December 2020
180
開始ページ
1630

背景

日本では、2008年から主にメタボリックシンドロームを減らすことを目的として特定保健指導介入が行われてきた。Kyoto University(京都大学)のFukumaらは、同プログラム2013〜2018年参加男性74,693名のデータに基づき、このプログラムの効果を検証した。一次アウトカム・指標は、肥満度(体重・BMI・ウエスト周)と心血管リスクファクター(血圧・HbA1c・LDL-C)の変化である。

結論

プログラムには1年後部分的(体重・BMI・ウエスト周)一次アウトカム効果が見られたが、この効果は直ちに弱まり、3〜4年以後には有意差はなかった。血圧・HbA1c・LDL-Cに効果はなかった。

評価

1年後の体重減も0.3kgと小幅であり、特定健診に意味はほぼない、とみられる。Cochraneレビューも、17 RCTの結果から健診には心血管リスク低減に効果はない、と結論している(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30699470/)。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)