MI後患者へのNSAIDs使用はハイリスク、使うならcelecoxibかmeloxicam

Cardiovascular and Bleeding Risks Associated With Nonsteroidal Anti-Inflammatory Drugs After Myocardial Infarction

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背景

心筋梗塞（MI）後にNSAIDsで他疾患治療をすることの有害性は。韓国Korea UniversityのKangらは、同国2009〜2013年のMI患者108,232名のデータを後向解析した。一次・二次アウトカムは、血栓塞栓性心血管イベント・臨床的重大出血イベントである。

結論

平均フォローアップ期間2.3年で、NSAIDs治療は一次アウトカム（血栓塞栓性イベント）・二次アウトカム（出血イベント）リスクを増した（HR:6.96、HR:4.08）。これらのリスクはcelecoxib・meloxicamで低かった。

評価

この問題に関する最大規模とみられる調査で、驚きの高リスクを報告した。アジア人ということで、日本での大規模追試を正当化する。