ヴィーガン食はジャガイモや精製穀物を含んでも体重を減らせる
Plant-based dietary index on the Mediterranean and a vegan diet: a secondary analysis of a randomized, cross-over trial
背景
植物性食品指標(plant-based diet index: PDI)は食事の健康度を測る指標だが、地中海食と低脂肪ヴィーガン食において、同指標におけるPDI・hPDI(健康的)・uPDI(不健康的)各指数と体重減との関連は未解明であった。
アメリカPhysicians Committee for Responsible MedicineのKahleovaらは、過体重成人62名を対象とした低脂肪ビーガン食と地中海食の体重への影響を検討したランダム化クロスオーバー試験の二次解析を行い、これを評価した。
結論
uPDIは地中海食では減少したが、ヴィーガン食で有意に増加し(+11.9)、uPDIスコアが増えるほど体重が減った(r=−0.47)。この結果は、動物性食品を「不健康な」植物性食品に置き換えても、体重減少と関連することを示す。
評価
低脂肪ヴィーガン食が地中海食に優ることを示唆した先行RCT(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33544066/)の二次解析解析で、動物性食品を単に植物性の(ジャガイモや精製穀物といった「不健康」なカテゴリーを含む)食品に置き換えても体重減に繋がるという、興味深い観察を報告した。これは、植物性食品が持つ高繊維質や低エネルギー密度、満腹感増進作用(GLP-1刺激)が体重減少に寄与している可能性を示唆する。


