エボロクマブの長期安全性・有効性を担保
Long-Term Efficacy and Safety of Evolocumab in Patients With Hypercholesterolemia
背景
OSLER-1は、2015年に高コレステロール血症患者へのエボロクマブの有効性を報告した。同試験のKorenら(Jacksonville Center for Clinical Research)らは、同試験の更なる4年追跡結果を発表している(n=1,255)。
結論
エボロクマブ+標準治療によるLDL-C低下はさらなる追跡中も持続し、べースラインLDL-Cは140 mg/dlから61 mg/dlまで低下した。年間有害事象発生率に群間差はなかった。有害事象によるエボロクマブ中止者は5.7%であった。中和抗体は発現しなかった。
評価
同薬の長期有効性・安全性を担保した重要な結果である。難治・高リスク患者以外の適応集団の同定が必要になった。