エボロクマブの長期安全性・有効性を担保
Long-Term Efficacy and Safety of Evolocumab in Patients With Hypercholesterolemia

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
Journal of the American College of Cardiology
年月
October 2019
74
開始ページ
2132

背景

OSLER-1は、2015年に高コレステロール血症患者へのエボロクマブの有効性を報告した。同試験のKorenら(Jacksonville Center for Clinical Research)らは、同試験の更なる4年追跡結果を発表している(n=1,255)。

結論

エボロクマブ+標準治療によるLDL-C低下はさらなる追跡中も持続し、べースラインLDL-Cは140 mg/dlから61 mg/dlまで低下した。年間有害事象発生率に群間差はなかった。有害事象によるエボロクマブ中止者は5.7%であった。中和抗体は発現しなかった。

評価

同薬の長期有効性・安全性を担保した重要な結果である。難治・高リスク患者以外の適応集団の同定が必要になった。

関連するメディカルオンライン文献

大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)