PCIを受けるAF患者へのNOACはVKAに非劣性

Edoxaban-based versus vitamin K antagonist-based antithrombotic regimen after successful coronary stenting in patients with atrial fibrillation (ENTRUST-AF PCI): a randomised, open-label, phase 3b trial

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背景

PCIを受ける心房細動（AF）患者にはNOACかVKAか。ベルギーHasselt UniversityのVranckxら（ENTRUST-AF PCI）は、1,506名の患者を対象としてこれを検証する第3b相試験を行った。患者は、12ヶ月間のエドキサバン＋P2Y12阻害薬（主にclopidogrel）群とVKA＋P2Y12阻害薬＋アスピリン群に割り付けた。一次エンドポイントは、12ヶ月時点での重大出血またはCRNMである。

結論

エドキサバンのVKAに対する一次エンドポイント非劣性が示された。

評価

アスピリンを落としVKAでなくNOACを使う、というのはこの患者集団に対する新しい考え方で、非劣性が示されたが、ENTRUST-AF PCIの試験の本来の仮説はNOACの優越性であり、それは示せなかった。同時にまた、ここでの結果からはアスピリン不使用も推奨とはなり難い。