高リスク局所進行子宮頸がんへのペムブロリズマブ+化学放射線療法はOSも改善:KEYNOTE-A18
Pembrolizumab or placebo with chemoradiotherapy followed by pembrolizumab or placebo for newly diagnosed, high-risk, locally advanced cervical cancer (ENGOT-cx11/GOG-3047/KEYNOTE-A18): overall survival results from a randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 3 trial
背景
KEYNOTE-A18(ENGOT-cx11/GOG-3047)は、世界30ヵ国176施設の、新たに診断された高リスクの局所進行子宮頸がん患者(n=1,060)を、5サイクルの化学放射線療法+ペムブロリズマブまたは化学放射線療法+プラセボ、次いで15サイクルのペムブロリズマブまたはプラセボへと割り付け、無増悪生存期間・全生存期間を評価する第3相RCTであり、初回の中間解析においてペムブロリズマブ群での無増悪生存率の改善を報告した。
イタリアHumanitas San Pio XのLorussoらは、同試験における第二回中間解析の結果を報告した。
結論
第二回中間解析時点での追跡期間(中央値)は、29.9ヵ月であった。
全生存期間は両群とも中央値未到達で、36ヵ月生存率はペムブロリズマブ群で82.6%、プラセボ群で74.8%であった(HR 0.67)。
>グレード3以上の有害事象はペムブロリズマブ群の78%、プラセボ群の70%で発生し、免疫介在性の可能性のある有害事象は、それぞれ39%、17%で発生した。
評価
PFSに続いて、OSの改善も認められた。局所進行子宮頸がんにおける標準治療となるだろう。