たこつぼ型心筋症は脳‐心アクシスの障害
Altered limbic and autonomic processing supports brain-heart axis in Takotsubo syndrome
背景
たこつぼ型心筋症(TTS)は脳-心アクシスの障害である、という見方は主流化されつつある。スイスUniversity Hospital ZurichのTemplinらは、fMRIを用いて安静時脳の4ネットワーク間の機能的結合をTSS患者と健常者で比較した(TTS:n=15、対照:n=39)。
結論
TTS患者は、自律神経系機能域と大脳辺縁系情動制御域との間のコミュニケーション強度が低下していた。この領域はストレス反応に主に関与する領域である。
評価
同グループが推進している手法・仮説(https://www.nature.com/articles/s41598-017-05592-7)をさらに強化した結果である。発症前後の変化を調べたものではなく、因果関係を確立したものではない。