アメリカAF入院患者への抗凝固療法ガイドラインの遵守率は94%
Adherence to Guideline-Directed Stroke Prevention Therapy for Atrial Fibrillation is Achievable: First Results from Get With The Guidelines-Atrial Fibrillation (GWTG-AFIB)
背景
心房細動(AF)患者への経口抗凝固薬(OAC)療法ガイドラインは遵守されているか。Duke UniversityのPicciniらは、GWTG-AFIBレジストリ登録AF患者(CHA2DS2-VASc≧2、年齢中央値:73)33,235名を対象として、この問題を調査した。
結論
AF患者の59.5%が入院時にOACを受けており、院内脳梗塞のリスクは低かった(OR:0.38)。退院時における適格患者へのOAC処方は93.5%で、調査期間中に96.6%まで増加した。禁忌例は4.6%であった。
評価
一般に忘れられがちなガイドライン中で、遵守率93%は非常に高いが、退院後の患者自身のアドヒアランスの調査が必要である。