リバーロキサバン・アスピリン併用有益のCOMPASS結果は、CABG後患者には拡張できない
Rivaroxaban, Aspirin, or Both to Prevent Early Coronary Bypass Graft Occlusion: The COMPASS-CABG Study
背景
COMPASS試験は、冠動脈疾患患者のMACE二次予防においてリバーロキサバンの アスピリンへの追加がアスピリン単独より有効であることを示した。カナダMcMaster UniversityのLamyらは、同レジメンのCABG後使用の有益性を二次解析した。一次アウトカムは、CTCAによる1年後のグラフト不全である。
結論
リバーロキサバンのアスピリンへの併用もリバーロキサバン単独も一次アウトカム無効であった。併用によりMACEは非有意に低減した。
評価
この併用が、自然循環の患者に対してだけ有益となるということを示唆する結果である。