フィリップス、電子操作式血管内超音波(IVUS)カテーテルに新ラインナップが登場「ビジョンズ PV. 018 OTW」を発表

増加傾向にある末梢血管病変の治療に対応するため、カテーテルを改良

株式会社フィリップス・ジャパン
2021年6月1日

株式会社フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、 代表取締役社長:堤 浩幸、 以下 フィリップス)は、 「2030年までに25億の人々の生活を向上させる」を達成目標に掲げ、 健康な生活、 予防、 診断、 治療、 ホームケアにいたるヘルスケア・プロセスのすべてにイニシアティブを持ち、 すべての人々のより良い健康と満ち足りた生活の実現をめざしています。

このたびフィリップスは、2021年6月1日より下肢用IVUSの新製品「ビジョンズ PV. 018 OTW 」の販売を開始します。「ビジョンズPV.018 OTW」は、IVUS(Intravascular Ultrasound:血管内超音波検査法)に用いられる末梢血管用の診断カテーテルです。IVUSは心臓の冠動脈や末梢血管の治療時に用いられ、血管内の狭窄箇所を詳しく観察でき、医療従事者が患者に合わせた治療法や医療機器を選択することを可能にします。

「ビジョンズPV.018 OTW」はオーバ・ザ・ワイヤー構造にしカテーテル全体にガイドワイヤーが通ることにより、従来品と比べカテーテルのシャフトの剛性(カテーテルの硬さ)がアップし、より高いプッシャビリティ(カテーテルを押す力)を提供することが可能になりました[1]。また、チップ形状の変更と親水性コーティングにより、血管内を通過する性能が向上しています[1]。近年、日本においては、食生活の欧米化・高齢化社会に伴い動脈硬化を基礎とする末梢動脈疾患(PAD)患者数が増加している状況です。本製品は、電子操作式(フェーズドアレイ式)IVUSの最大の特徴である操作のしやすさ・高いプッシャビリティを活かし、これまでのIVUSでは難渋した狭窄度の強い末梢血管病変部にも到達し、医療従事者が病変を評価することを可能にします。また、治療後の病変の状態をIVUSで観察することにより治療の効果を定量的に評価することもできます。

製品特長
・シャフトとスキャナーのデザイン改良により高い操作性を実現1
・チップ形状の変更と親水性コーティングによる通過性の向上1
・オーバー・ザ・ワイヤー構造によるワークフローの改善

[1]: Reconnaissance PV .018 OTW Marketing Evaluation Report, D000558087/

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