オーティコン補聴器、補聴器ユーザーが購入後、販売店に再訪せず、インターネットを介して調整を受けられるRemoteCare(リモートケア)サービス運用開始

オーティコン補聴器
2020年4月6日

110余年の歴史をもち、デンマークに本社を置く補聴器メーカー、オーティコン補聴器(本社:神奈川県川崎市、プレジデント:木下 聡、以下 オーティコン)は、当社が開発したスマートフォン・タブレットなどを利用した「Oticon RemoteCare(オーティコン・リモートケア、以下 リモートケア)」のサービスを4月6日(月)から開始いたしました。これにより、補聴器を購入したユーザーは、補聴器販売店を再度訪問することなく、インターネットを介した遠隔操作により、調整を受けることが可能になります。

■背景
補聴器は購入後すぐに快適に使用できる機器ではなく、ユーザー本人の聴力や好みに合わせ、慣れるまでに専門家の手により複数回にわたる調整が必要になります。そのため、一般的に購入後も、数週間から数か月にわたり定期的に購入した店舗を訪れ、カウンセリングを受けながら細かい調整を行います。しかしながら、この新たなサービスを導入することで、補聴器ユーザーは自宅や、好きな場所から、Wi-Fi接続などインターネットを介して販売店のPC(パソコン)と接続し、ビデオチャットでお互いの顔を見ながら、カウンセリングと補聴器の調整を受けることが可能となります。これは店舗から離れた場所に居住している場合や、移動が困難なユーザーにとっては、かなり大きな利点となります。
これまで、オーティコンではこのサービスの運用開始時期として、2020年後半を目途に準備を進めていました。しかしながら、新型コロナウイルスの影響により、調整や相談が必要であっても、店舗まで足を運ぶことに不安を抱えている補聴器ユーザーが多いこと、またユーザーの聞こえを改善したいと思っていても、対面での接客が難しい販売店が急増している現状を鑑み、運用開始時期を前倒しすることになりました。

■本サービスの特徴とメリット
補聴器販売店の店舗で行われている従来の補聴器の調整は、音環境が整備されているため、調整のしやすさと言う意味でメリットはありました。一方で、ユーザーが具体的に困っている職場や家庭の音環境の再現が難しい、という点が課題となっていました。
リモートケアを使用することで、安定したインターネット環境さえあれば、ユーザーは日ごろ自分が聞き取りを苦手としている環境に 身を置きながら、専門家による調整を受けることができます。そのため、より具体的なニーズに対応した調整を受けることが可能になります。2005年に海外で行われた調査*1によると、遠隔医療の利用が、治療に対するユーザーの満足度を上げる、という結果も報告されています。

■サービス概要
リモートケアはiPhone®/Android™に対応したスマートフォンアプリです。ユーザーの皆様は無料のアプリをダウンロードし、プロファイルを設定すれば簡単に利用することができます。このアプリを使用し、補聴器を購入した店舗の調整用PCとインターネット接続を行い、ビデオチャットおよびテキストを使って、店舗の専門家によるカウンセリング、遠隔での調整を受けることができます。補聴器ユーザーと補聴器販売店の間のやりとりは、匿名化された上で、セキュリティの確かなクラウドを経由して行われ、個人情報などが第三者の手に渡ることはありません。



※その他詳細は掲載元をご覧ください。

【お問い合わせ先】
本件に関する報道関係者のお問い合わせ先
オーティコン補聴器(PR:木下、山地)、(プロダクトマーケティング:渋谷)
TEL:044-543-0615
FAX:044-543-0616
E-mail:info@oticon.co.jp

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