オーティコン補聴器、「目立ちにくさ」と「妥協のない音質」を両立した、 極めて小さい耳あな型補聴器「オーティコン オウン SI」発売

〜DNN2.0を搭載した、先進補聴器のラインアップ拡充、補聴器ユーザーの多様なニーズに対応〜

オーティコン補聴器
2025年5月13日

デマントの旗艦ブランドで120年以上の歴史をもつオーティコン補聴器(神奈川県川崎市、プレジデント:齋藤 徹、 以下 オーティコン)は、当社第二世代となる高度な人工知能、ディープ ニューラル ネットワーク(DNN)2.0 を搭載した、耳あな型 先進補聴器「Oticon Own SI™(オーティコン オウン エスアイ)」(以下オウンSI)の2つのスタイル(IICおよびCIC)を本日から、全国のオーティコン補聴器取り扱い専門店、眼鏡店、百貨店で発売します。

オーティコンの耳あな型補聴器は、フルカスタマイズが可能なオーダーメイドで、熟練した日本人技術者が、国内の製造拠点にて一人ひとりの耳あなの形状に合わせてシェルを成型しています。


■ディープ ニューラル ネットワーク(DNN)2.0搭載の先進補聴器ラインアップの拡充

最近の補聴器は、目立ちにくく、スタイリッシュなデザインの製品が多いものの、依然として「見えない」というニーズも一定数存在します。これまで、耳あな型補聴器の小さいスタイルでは、サイズを優先して音質や性能などを犠牲にすることがありました。 オーティコンは、これを克服すべく「オウン SI」を開発し、「見えない」にこだわった極めて小さいIIC、CICスタイルに、オーティコン独自の脳から聞こえを考える「ブレインヒアリング」技術を搭載。当社第二世代のDNN2.0が、その場の音環境に応じて常時音声処理を行います。これにより、周囲360°からの音声を、自然で聞き取りやすい音質で装用者の脳に届けます。目立ちにくさと高音質・高性能を両立した、妥協を許さない、先進の耳あな型補聴器が誕生しました。「オウンSI」の登場により、当社のDNN2.0搭載の先進補聴器のラインアップが拡充し、補聴器ユーザーのより幅広いニーズに対応することが可能となります。

■オウン SIの主な特長

・ブレインヒアリングに基づく製品開発:脳が音の意味を楽に理解できるよう、オーティコン独自の「ブレインヒアリング」のアプローチに基づき開発され、脳の聞く力をサポート。360°全方位からの自然な聞こえを実現
・DNN 2.0搭載:音の処理に常時稼働するDNN2.0を採用、ノイズ抑制、音声の明瞭度が向上
・オーティコン史上最小サイズ:極めて目立たない補聴器で、10人中9人の耳で「見えない」*1を実現(IICのみ)
・一日を通した快適性:一人ひとり異なる耳の構造にぴったりフィットするデザイン、優れた快適性を提供
・突発音スタビライザー、耳あな型補聴器に初搭載:オウンSIに搭載の突発音スタビライザーを有効にすると、聞きとりの労力を22%軽減*2
・アクティブなライフスタイルに適した設計:耐水性と防塵性の高い基準(IP68)を満たす
・製品ラインアップとユーザーの選択肢の拡充:自社開発のシリウスプラットフォームにDNN2.0を搭載した耳あな型(IIC、CIC)が加わり、製品ラインアップの充実とユーザーの選択肢拡充

■難聴への対処と補聴器の満足度

国連の最新の世界人口推計によると、2054年には65歳以上は総人口の17.3%になると推定されています。加齢に伴う難聴や、昨今の若年層のヘッドホン難聴も懸念されています。一般的に欧米諸国の補聴器装用率、満足度は共に高く、日本より難聴の診断・介入が行われているとされています。しかしながら、補聴器が普及している欧米においても、特に補聴器が初めての方や耳かけ型補聴器への抵抗感など、一定数に目立ちにくさを重視するニーズもあるようです。日本においても、難聴者と補聴器の実情に関する大規模市場調査「ジャパントラック2022*3」によると、 補聴器を使わない理由の第8位に「補聴器を使うことが恥ずかしい」があげられ、見た目を気にして装用をためらう方も多いことが示されています。 また、補聴器の満足度に影響を与える因子として、音質/信号処理に関連する項目と、「目立ちにくさ」も一定数があがっており、「音質」と「目立ちにくさ」が満足度に重要な要素であることが示されています。



■オーティコン補聴器 プレジデント、齋藤 徹のコメント

「オウンSI」は、オーティコン独自のブレインヒアリング技術による自然で明瞭な音質と、目立ちにくさを両立させた製品です。当社は国内に耳あな製造拠点を有し、熟練した日本人技術者が日本人ユーザーのためにオーダーメイド製品を制作しています。これまで補聴器装用に抵抗があった方にも試していただき、今よりもっと豊かで充実した毎日を送ってほしいと願っています。「音質」と「目立ちにくさ」を両立した本製品が日本の補聴器満足度向上にも貢献できたら幸いです。

■製品シリーズ:オウン SI IIC、CIC<オウン SI 1, オウン SI 2, オウン SI 3, オウン SI 4>
【製品名】Oticon Own SI(オーティコン オウン SI)
【価格】オープン価格 (補聴器本体は非課税)
【スタイル/適合範囲】耳あな型:IIC、CIC (電池式)/軽度〜重度難聴(75dBHL〜)
【カラー】フェースプレート:ベージュ、ブラック, シェルカラー:ベージュ、ブラック、クリア、その他(ブルー/左、レッド/右)
【認証日】2025年3月5日(水)
【医療機器認証番号】307AIBZX00004000
【発売日】2025年5月13日(火)受注開始
*1: Rumley, J., Santurette, S., Eskelund, K., Wang, J.W., & Hofheinz, T. (2022). Oticon Own evidence. Oticon Whitepaper
*2: 瞳孔測定法を用いた研究により最大平均瞳孔径との比較で平均瞳孔径が22%減少したことに基づく
*3: ジャパントラック2022 2023_JAPAN_Trak_2022_report.pdf

■オーティコン補聴器について
オーティコン(Oticon)は、1904年にデンマークで創設された補聴器業界におけるパイオニアです。企業理念として「Life-changing technology(ライフチェンジング テクノロジー)」を掲げ、難聴による制限のない世界の実現を目指し、製品開発と聴覚ケアの普及に取り組んでいます。オーティコンは補聴器業界で唯一、聞こえと脳に関する基礎研究所を擁するメーカーであり、そこに在籍する聴覚学、脳神経科学、電子工学など様々な分野の研究者と、13,000人以上のテストユーザーによって、常に先進的で革新的な補聴器テクノロジーが生み出されています。オーティコン製品の最大の特長は、脳から聞こえを考える「BrainHearing™(ブレインヒアリング)」というアプローチです。「耳に音をどう届けるか」だけではなく、「脳が理解しやすい音を届けるにはどうするか」に着目した製品群は、第三者機関による確かなエビデンスに支えられ、世界100ヵ国以上で使用されています。日本でも1973年より補聴器の製造・販売を行っています。

■デマント(Demant)グループについて
デマントは、1904年にデンマークのオーデンセで補聴器の輸入商から始まり、のちに補聴器の製造や診断機器、人工内耳事業へと参入していきました。現在、世界130か国以上でビジネスを展開しています。デマントは2つの点で世界唯一の企業です。第一に聴覚ヘルスケアにおける全ての分野をカバーしていること、第二に慈善財団(ウィリアム・デマント財団)が所有する聴覚ヘルスケア企業であることです。全デマントグループ22,000人強の従業員とともに、聴覚ヘルスケアや聞こえの改善の研究、製品開発を行っています。
*詳細は掲載元をご覧ください。

【お問い合わせ先】
■オーティコン補聴器(PR: 村田)
TEL:044-543-0615 FAX:044-543-0615 E-mail:info@oticon.co.jp

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