『トリアージテスト』の事業移管に関するお知らせ

SBバイオサイエンス株式会社
2019年10月7日

SBバイオサイエンス株式会社(以下、SBBS)は、本邦における『トリアージテスト』事業の販売契約をQuidelCorporation(以下、Quidel社)と締結し、アボットダイアグノスティクスメディカル株式会社(旧アリーアメディカル株式会社)が製造販売する「トリアージテスト』事業を当社に移管致しますことお知らせいたします。

本年11月1日以降、販売移管により、販売元及び製品に関するお問い合わせ先がSBBSに変更となります。その後、所定の手続きが完了次第、承継によるSBBSへの製造販売元の変更をもって事業移管を完了する予定です。なお、販売元変更による新たな製品コードの設定により、一部製品注1)を除く受注/発送は、当社の既存製品と同様に、大日本住友製薬株式会社の物流システムを使用致します。

『トリアージテスト』は、専用機器である『トリアージテストメーター(一般医療機器特定保守管理医療機器)』とその専用試薬(体外診断用医薬品)からなる循環器救急に特化したPOCT(pointof care testing)システムで、試薬には『トリアージテストCP』、『トリアージテストNT-proBNP』、『トリアージテストDダイマー』が販売されており、救急外来等、患者のベッドサイドで行う緊急検査に適しています。今回の事業移管によりPOCT検査薬の製品ラインアップ、なかでも、循環器救急分野がより充実しました。当社は今後も、POCT検査薬を通じて医療現場の緊急検査に貢献して参ります。

注1)測定機器である「トリアージテストメーター」及び附属品のコントロール(凍結品)はSBBSから出荷致します。また、「トリアージテストTOX Drug Screen(研究用試薬)」につきましては、引き続きシスメックス株式会社からの販売となります。



以上


[ご参考]
■移管の背景
2017年10月6日、Quidel社は、Alere Inc.(現:Abbott Laboratories、以下Abbott社)のトリアージ関連事業の取得完了を発表しました。Quidel社とAbbott社は、これに伴う顧客への影響を最小限に抑えることで同意し、代替供給の手配が完了するまでは、トリアージ関連製品の販売をAbbott社が継続することが含まれていました。日本においては、Quidel社とSBBSが、既存のパートナーシップを拡大し、トリアージ関連製品を扱うことで合意しました。

■「トリアージテストメーター」製品概要
一般医療機器 特定保守管理医療機器
循環器マーカーの簡易測定器。検体滴下後、抗原抗体反応により抗原量に応じた蛍光シグナルを測定し、目的蛋白を自動で定量する移動式装置。
検体:全血または血漿250μL
反応時間:約15分
試薬:CP(トロポニンI, CK-MB, ミオグロビンの3項目を同時測定), NT-proBNP, Dダイマー
製造販売元:承継日前 アボットダイアグノスティクスメディカル株式会社, 承継日以降 SBバイオサイエンス株式会社
販売元:2019年11月1日〜 SBバイオサイエンス株式会社

■SBバイオサイエンス株式会社の概要
SBバイオサイエンス株式会社は、住友ベークライト株式会社と大日本住友製薬株式会社の出資による合弁会社で、2019年4月1日より事業を開始しました。体外診断用医薬品の研究・開発、製造、販売及び医療機器の販売を行っています。本社は東京都品川区、資本金は4億4千万円です。詳細情報につきましては、ホームページ(https://www.sbbio.co.jp)をご覧ください。

【お問い合わせ先】
SBバイオサイエンス株式会社 学術部
TEL:06-6337-5941

企業サイトURL
https://www.sbbio.co.jp/index.html
ニュース・プレスリリース
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