自動合否判定と360検体連続分析を実現 紫外可視分光光度計の新ブランド「UV-i Selection」6機種を発売
- 株式会社島津製作所
- 2019年12月24日

UV-i Selectionラインアップ
島津製作所は、紫外可視分光光度計の新ブランド「UV-I Selection」6機種を同時に発売します。「UV-I Selection」は、紫外可視分光光度計の制御ソフトウェア「Labsolutions UV-Vis」(2018年4月発売)を装置に標準同梱いたします。高いユーザビリティや連続自動分析など様々なニーズを満たしつつ、格調高いデザインに統一することにより、国内外で大学や医薬、化学などの幅広い分野でお使いいただけます。
「UV-I Selection」に含まれる6機種は、「UV-1900i」「UV-2600i」「UV-2700i」「UV-3600i Plus」「SolidSpec-3700i」「SolidSpec-3700i DUV」です(UV-1900iは11月11日に先行発売)。新ブランドに冠する「i」は、intelligence(品質管理の繰り返し作業からユーザーを解放する自動合否判定)、innovation(多検体の自動測定による業務効率の改善)、informatics(データ解析作業の効率化およびデータ管理の強化)を表わしています。島津製作所は、2020年に「UV-I Selection」6機種のグローバル販売台数5600台を目指していきます。
新製品の特長(各機種共通)
1. 効率化を実現する自動合否判定
設定条件に従い、データの良否を自動判定する「スペクトル評価機能」を標準装備しました。スペクトル取得後の手動解析を省き、品質管理の効率化に貢献します。
2. 自動測定による業務効率の改善
オートサンプラと接続することで、最大360検体を自動分析します(オプションソフトウェアが必要)。「スペクトル評価機能」を組み合わせれば、合否判定まで完全自動化できます。
3. 解析の効率化およびデータ管理強化
表計算ソフト「Excel」へのリアルタイム転送やテキスト同時保存が可能です。他のソフトウェアへの出力/解析にかかる時間を省けます。また、弊社のソフトウェア「LabSolutions」は高度なセキュリティ機能を完備し、電子記録/電子署名(ER/ES)関連規制に最適なソリューションをご提供します。
新製品の特長(UV-1900i)
同機種はPC制御だけでなく、スタンドアロンモデル(PCを介さずに装置単体での操作可能な機種)としてもお使いいただけます。下記は後者での使用時の特長です。
1. データ転送機能
保存した最大999データ(オプションの拡張メモリ必要)の転送が可能です。装置を設置した場所以外からもデータを取得し、解析することができます。
2. ウェイクアップ機能
あらかじめ設定した時間に装置が起動します。出社前に電源がオンになるので、装置前での待機時間は無くなります。
3. 外部制御機能
標準同梱されている「LabSolutions UV-Vis」を介して、別のソフトウェアから「UV-1900i」を制御できます。「UV-1900i」を含んだ専用システムや複合システム構築が可能となります。
※製品の詳細は掲載元をご覧ください。
- 企業サイトURL
- http://www.med.shimadzu.co.jp
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