ベックマン・コールター 世界初※1の化学発光酵素免疫測定法によるproPSA測定試薬 アクセス ハイブリテック p2PSA(研究用試薬※2) 発売
〜前立腺がん検出のための新たな指標phiを開発〜
- ベックマン・コールター株式会社
- 2014年4月22日
ベックマン・コールター株式会社(本社東京都 代表取締役社長:川田典昭)は、世界初の化学発光酵素免疫測定法によるproPSA測定試薬「アクセス ハイブリテック p2PSA」を、2014年5月1日(木)に発売します。
前立腺特異抗原(PSA)のうち、[-2]proPSAは最も前立腺がんに特異的であると報告されています※1。「アクセス ハイブリテック p2PSA」は、血清中の [-2]proPSA 濃度を測定する研究用試薬です。
前立腺がん検出の指標phi(Prostate Health Index)について
「アクセス ハイブリテックp2PSA」は、「アクセス ハイブリテックPSA」 および「アクセス ハイブリテックfree PSA」と組み合わせて測定し、その結果からphi(Prostate Health Index)と呼ばれるインデックスを求めます。phiは、直腸診(DRE)で疑わしい所見のない50才以上の男性でPSAが 2〜10ng/mLの群において、PSAおよび%fPSA(F/T比;fPSA/PSA)単独と比較した場合、前立腺がん検出のための臨床的特異度において有意に向上した結果が得られたと報告されています※2。
phiはこれまでPSA値がグレーゾーンおよびグレーゾーンよりやや低値の領域において、より確実な検査結果を求めようとすれば、生検(前立腺針生検)に頼らざるを得なかったような症例においても活用でき、結果として不必要な生検を減らすことにも役立つ可能性があり、研究がすすめられています。
※1:2014年4月現在。自社調べ
※2:本製品は研究用試薬です。臨床診断に使用することはできません。

本製品は研究用試薬です。臨床診断に使用することはできません。
主な仕様

アクセス試薬について
アクセス試薬は、ベックマン・コールター全自動化学発光酵素免疫分析装置「ユニセル DxI 800 システム」、「ユニセル DxI 600 システム」、「Access 2イムノアッセイシステム」専用の試薬シリーズです。 腫瘍マーカー・性ホルモン・甲状腺などのほか、骨代謝・貧血・風疹等など特長のある幅広いラインアップをそろえています。

■参考文献
1.Mikolajczyk SD. Proenzyme forms of prostate-specific antigen in serum improve detection of prostate cancer.Clin Chem 2004 March;50:1017-1025
2.Catalona WJ, Partin AW, Sanda MG, et al. A multicenter study of [-2]pro-prostatespecific antigen combined with prostate-specific antigen and free prostate-specific antigen for prostate cancer detection in the 2.0 to 10.0 ng/mL prostate-specific antigen range. J Urology 2011 May;185:1650-55.
- ニュース・プレスリリース
- http://www.beckmancoulter.co.jp/press/140422.html
メディカルオンライン プロダクト製品情報
最新ニュース・プレスリリース
- 【ベックマン・コールター株式会社】ベックマン・コールター 密度勾配自動作製装置 OptiMATE Gradient Maker(オプティメイト グラジエント メーカー)新発売 (2025-04-15)
- 【ベックマン・コールター株式会社】ベックマン・コールター スペクトル検出モジュール CytoFLEX mosaic(サイトフレックス モザイク) 新発売 (2025-04-01)
- 【ベックマン・コールター株式会社】JACLaS EXPO 2024 ベックマン・コールター展示のご案内 (2024-08-29)
- 【ベックマン・コールター株式会社】ベックマン・コールター ライフサイエンス タンパク質凝集検出・定量アッセイマイクロプレート Valita Aggregation Pureを新発売 (2024-06-18)
- 【ベックマン・コールター株式会社】ベックマン・コールター ライフサイエンス Vi-CELL BLU生死細胞自動セルカウンターとSartorius社 Ambr®250およびAmbr®15とのインテグレーションに関するお知らせ (2024-04-10)