ケアストリーム、PACS・RIS製品を刷新した最新の「Clinical Collaboration Platform」の出荷を開始

新開発の「ワークフローオーケストレーター」や、Web技術、医療安全の機能強化で、検査や読影のワークフロー効率化に貢献

ケアストリームヘルス株式会社
2018年5月23日

ケアストリームヘルス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:中屋 孝行、以下 ケアストリーム)は、医用画像情報システム(PACS)の各製品を刷新した「Clinical Collaboration Platform(クリニカル コラボレーション プラットフォーム)」の出荷を21日より開始しました。



本プラットフォームは、ケアストリームの画像診断用PACSビューア「Vue PACS Client」、参照用ビューア「Vue Motion」、診療データの統合アーカイブ(VNA)として機能する「Vue Archive」を始めとする画像診断、画像アーカイブの製品に加え、放射線情報システム(RIS)の「CARESTREAM RIS-J」を一体的にご提供するものです。

PACSはCT・MR・一般撮影等の画像診断装置で撮影した画像を保管し、医師が参照するためのシステムであり、RISは画像診断装置での撮影ワークフローを管理するためのシステムです。近年、画像診断装置の高性能化に伴い、画像の枚数が増加して、医師の負担が増加しています。その一方で、医療の質や医療安全への要求が高まっており、多くの検査、多くの画像を効率的に、かつ正確に扱うワークフローが求められています。

今回発売するケアストリームのClinical Collaboration Platformは、新開発の「ワークフローオーケストレーター」で、医師が画像を確認して診断する順序を自動的に決定したり、医師や技師間でチャットや画面を共有したりする機能を搭載しました。PACSに、検査種別ごとの優先順位、医師の専門分野等を登録しておくことで、優先度の高い検査から順に、専門性を考慮して診断する医師を決定します。AI(人工知能)による自動診断結果を検査リストに表示するインターフェースも搭載しました。

また、Vue PACS ClientおよびVue Motionに搭載したチャットと画面共有の機能で、検査を依頼した各診療科の医師に対して、画像診断を行った放射線科医が画像を参照しながら診断内容を説明したり、放射線技師が院外にいる放射線科医にアドバイスを求めたりする運用が効率的に行えるようになりました。

画像管理に関しては、データの修正等の管理機能や、VNAへのデータ取り込み機能等をWebブラウザで提供し、多数のシステムを併用する医療機関において、システム構築の負担を低減します。

検査ワークフローを管理するCARESTREAM RIS-Jでは、従来からさまざまな情報を1画面に集約して表示することを特徴としていますが、新たに、検査実施前に医師からの検査指示を行う「プレチェック」の機能を搭載。医療の質や医療安全に考慮したワークフローに対応します。

ケアストリームは、100年以上の歴史を持つコダックのヘルス事業を前身とし、多くのお客様に医療機器やヘルスケアIT製品をご利用いただいています。長きにわたる研究開発を礎とし、世界で約8万人の放射線科医にご利用いただいているケアストリームのソリューションを、お客様に最適な形でご提供することで、日本の医療に貢献してまいります。

※本文中でご紹介している製品の薬機法認証情報は以下の通りです。

販売名:ケアストリームワークステーション

認証番号:21700BZZ00342000

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ケアストリームヘルスについて
ケアストリームヘルスは、医用画像製品、医療ITソリューション、非破壊検査用のX線機器を中心とした製品・サービスを提供するグローバル企業です。 100年以上の歴史を持つ米Eastman Kodak Companyのヘルス部門が前身で、2007年5月にカナダOnex Corporationへの事業譲渡により誕生しました。 800件以上の特許と、170カ国におよぶ製品・サービスの供給体制をもとに、イメージングとヘルスケアITにおける最先端技術で、お客様の成功と、人々のより良い暮らしのお役に立てることを目指しています。

日本においては、ケアストリームヘルス株式会社を通じて、主にヘルスケアIT、医療用X線フィルムおよびプリンタ、非破壊検査の事業を展開しています。

【お問い合わせ先】
ケアストリームヘルス株式会社 HCIS事業統括部
電話 03-5646-2500

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