新型エネルギー分散型蛍光X線分析装置 JSX-1000Sを販売開始

日本電子株式会社
2014年3月14日

日本電子株式会社 (代表取締役社長 栗原 権右衛門) は、この度、新型エネルギー分散型蛍光X線分析装置 JSX-1000Sを開発し、販売を開始しました。

開発の背景

近年、解析や分析をスピーディに行いたい、試料を問わず誰でも簡単に再現よくデータを取得したいというニーズが高まっています。JSX-1000Sはタッチパネルで操作できる新設計のユーザーインターフェースを採用し操作性をさらに向上させ、装いも新たに洗練されたデザインでデビューしました。

主な特長

1.シンプルオペレーション
試料をセットし、画面をタッチするだけの簡単な操作です。
分析結果表示 / スペクトル表示の切り替えもタッチ操作で、タブレットPCやスマートフォンのような感覚で操作できます (キーボード・マウスによる操作も可能です)。

2.高感度&ハイスループット
新設計・自社製SDDと新設計光学系によりハイスループットを実現しました。また、最大9種類のフィルター (オプションを含む) により全エネルギー領域で高感度分析が可能になります。

3.ソリューションの提供
お客様の目的の測定・分析を自動実行できるソリューション・アプリケーションを提供します。多種多様な分野において簡単分析を可能にします。

4.省スペース
省スペース設計の本体と操作部で構成しているため、どこにでも簡単に設置可能です。

5.装置監視機能
装置のコンディションを監視する日常チェックソフトを標準装備しています。新たに装置校正時期のお知らせ機能も搭載しています。

主な仕様

検出元素範囲 Mg〜U , Na〜U (オプション)
X線発生装置 5〜50 kV , 1mA , ターゲット Rh
一次フィルタ 最大9種 自動交換 OPEN, ND, Cr, Pb, Cd, Cl, Cu, Mo, Sb (オプション)
コリメータ 3種 自動交換 0.9mm, 2mm, 9mm
検出器 シリコンドリフト検出器
試料室サイズ 300mmφ×80mmH
試料室雰囲気 大気 / 真空 (オプション)
試料室観察機構 カラ―カメラ

本体標準価格
8,800,000円〜

販売予定台数
70台 / 年間

企業サイトURL
http://www.jeol.co.jp
ニュース・プレスリリース
http://www.jeol.co.jp/news/detail/20140314.748.html

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