東ソー株式会社と糖尿病検査装置の販売契約を締結

株式会社堀場製作所
2016年5月17日

【開業医向け血液検査装置のラインアップを強化】

株式会社堀場製作所は、東ソー株式会社(代表取締役社長:山本寿宣、本社:東京都港区、以下、東ソー)が製造販売する糖尿病検査装置「HLC-723®GX」について、当社との国内販売契約を締結しました。6月15日より販売を開始します。
糖尿病に関連する検査は、糖尿病患者の増加や病診連携の取り組みの拡大によりクリニックでの需要が増加しており、東ソーが保有する本製品を、当社の販売ネットワークを活用し、販売を強化します。

本製品は5月19日より国立京都国際会館にて開催される第59回日本糖尿病学会年次学術集会において初出品いたします。

<販売提携の狙い>
本製品は、高速液体クロマトグラフィー法による高精度な測定結果を提供することが可能です。当社が保有する「小型電極式グルコース分析装置 アントセンス デュオ」や「自動血球計数CRP測定装置 Microsemi(マイクロスエミ) LC-767CRP」などと組み合わせることにより製品ラインアップを強化します。本製品「HLC-723®GX」の販売促進と電子カルテを利用した診断のサポートでより多くのユーザーニーズに対応し、糖尿病診療現場でのより一層のシェア拡大をめざします。
今後は両社が協力し、本製品の販売促進を通じて、正確な検査結果に基づいた医療現場での迅速かつ適切な治療の実現をサポートします。


HbA1cは、ヘモグロビン(Hb)に血液中のグルコースが結合したもので、過去1〜2ヶ月間の平均的な血糖値を表わします。医学的な臨床研究のデータが豊富であり、糖尿病の検査において診断の指標として一般化しています。特に、2010年に施行された新しい糖尿病診断基準では判断基準値に加えられ、血糖値とともに同日検査が推奨されたことから、急速に普及し活用されています。

<「HLC-723®GX」の特徴>
・糖尿病の診断や糖尿病患者の血糖管理の指標となる、HbA1c※の測定装置
(※過去1〜2ケ月間の平均的な血糖値を反映)
・クリニックや診療所などの医療機関向けに2011年に販売を開始
【高精度】高速液体クロマトグラフィー法による高精度測定
【小型軽量】クリニックに設置可能なコンパクトモデル
【簡単操作】採血管をセットし、スタートボタンを押すだけで測定可能

<主な仕様>
寸法・質量:W370/D525/H482 約25kg
測定項目:HbA1c(s-A1c)、HbF
測定対象:血液およびその希釈サンプル
測定原理:高速イオン交換液体クロマトグラフィー(HPLC)
検出方法:吸光光度検出
処理速度:2.2分/検体

<製品写真>


東ソー株式会社 製品紹介ウェブサイト
http://www.diagnostics.jp.tosohbioscience.com/glycohemoglobin/hlc-723-gx

東ソー株式会社 プレスリリース
http://www.tosoh.co.jp/news/assets/newsrelease20160517.pdf

企業サイトURL
http://www.horiba.com
ニュース・プレスリリース
http://www.horiba.com/jp/medical/news-events/news/article/43793/

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