次世代型自動分析装置JCA-ZS050の販売開始

高いコストパフォーマンスに加え簡便な操作性とシンプルなメンテナンス性を実現

日本電子株式会社
2015年10月1日

日本電子株式会社(代表取締役社長 栗原権右衛門)は、この度、JCA-ZS050を開発し、医用機器である自動分析装置の新ブランドBioMajesty™ ZEROシリーズを立ち上げ、2016年4月より販売を開始します。

■開発の背景
本自動分析装置は、健康診断等で馴染みのある血糖やコレステロール等、血液・尿中の各種成分を測定する装置です。当社は、1996年のJCA-BM12開発以来、BioMajesty™シリーズを販売し、反応液量の微量化と高速処理により、検査センターや病院等、市場から高い評価と信頼を得てシェアを伸ばしてきました。
今回、販売を開始するBioMajesty™ ZERO JCA-ZS050は、医療機関が抱える医療財政への対応、診療前検査の普及、チーム医療推進に伴い拡大する検査業務の効率化等のニーズに応えるため、従来のBioMajesty™シリーズを大幅に進化させ、更なる試薬量の微量化により高いコストパフォーマンス、簡便な操作性とシンプルなメンテナンス性を追求し開発しました。

■主な特長
1.検体間キャリーオーバーを回避するための新開発の洗浄機構とソフトウエアを搭載しています。また、高精度検体前希釈ユニットと新開発の超薄型セルの採用により、最少反応液量40μLでの超微量分析を可能としました。BioMajesty™シリーズ同様に高精度なデータの提供を実現しています。

2.使いやすさを追求したシンプルな操作画面に加え、日常メンテナンスを大幅に簡略化しています。

3.電解質ユニット(オプション)は最大600テスト/時の測定が可能で、生化学分析の最大1,200テスト/時と合せて最大1,800テスト/時の高速処理を実現しています。

4.富士レビオ株式会社(代表取締役社長:小山剛史、本社:東京都新宿区、以下「富士レビオ」)の全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルス® L2400」との連結が可能であり、両装置を連結することにより1台のプラットフォームで生化学検査と免疫検査の幅広い測定に対応できます。
発売以来BioMajesty™シリーズは約3,000台、ルミパルス®シリーズは約1,300台といずれも全国の医療機関で幅広くご利用いただいており、この日本電子と富士レビオによる一体型の生化学・免疫分析装置は、検査現場の多様なニーズに対応すると共に、検査業務の効率化を実現します。

■主な仕様

処理能力:
【本体】最大1,200テスト/時
【電解質(オプション)】 最大600テスト/時
同時セット項目数:
最大103項目(電解質オプション有り)
最大100項目(電解質オプション無し)
分析法:比色法、反応速度法、2PA法、IMA法、電極法(オプション)
寸法:幅1,470mm×奥行914mm×高さ1,449mm
質量:550kg

■本体標準価格
52,000,000円

■販売予定台数
200台/年間

企業サイトURL
http://www.jeol.co.jp
ニュース・プレスリリース
http://www.jeol.co.jp/news/detail/20151001.1311.html

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