ハイリスクHPV持続感染による、子宮頸部病変の鑑別を補助

免疫染色用キット「CINtec® PLUS Cytology Kit(ベンチマーク用)」発売のお知らせ

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
2015年7月27日

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信)は、 子宮頸がんの原因となるハイリスク型HPVの持続感染により、ヒト細胞中に過剰発現するタンパクを検出する、自動免疫染色用試薬「CINtec® PLUS Cytology Kit」(研究用)を本日発売いたします。

「CINtec® PLUS Cytology Kit」は、子宮頸部細胞診検体中のp16タンパクとKi-67タンパクを検出する免疫染色用試薬キットです。p16タンパクは、子宮頸がんの原因となるハイリスク型HPVの持続感染により細胞中に過剰発現するバイオマーカーとして知られています。また、Ki-67は細胞増殖能を示すマーカーで、悪性度の評価などに用いられます。両方のタンパクを一つの細胞内で検出することで、一過性のHPV感染とは異なる、持続感染による細胞周期異常を明らかにします。これにより子宮頸部病変の鑑別補助や、前がん病変の早期発見への活用が期待されています。

本品は全自動免疫染色装置「ベンタナ ベンチマーク」シリーズ用のキットで、前処理から染色までの工程を自動で行うことができます。p16タンパクおよびKi-67を同時に検出する免疫染色装置用の試薬キットとしては国内初*となります。

*当社では、従来品として用手法キット「CINtec® PLUS Kit(用手法細胞診用キット)」を販売しています。

【製品概要】
製品名:CINtec® PLUS Cytology Kit(ベンチマーク用)
包装:100テスト
希望販売価格:600,000円
使用検体:子宮頸部細胞診検体
対応機種:免疫染色&in situ Hybridization全自動システム「ベンタナ ベンチマーク」シリーズ

【お問い合わせ先】
広報グループ
電話03-5443-7040
FAX03-5443-7113

企業サイトURL
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ニュース・プレスリリース
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