オーティコン、先進イニウムセンスチップを搭載した製品シリーズ「Alta2、Nera2、Ria2」登場
- オーティコン補聴器
- 2015年4月9日
報道関係者各位
オーティコン、超高速な新チップ「イニウムセンス」を搭載した「Alta2、Nera2、Ria2」登場
〜パワフルな新チップと、人が脳で聞く働きを支えるBrainHearing™技術の優れた音声処理能力によって、バランスの取れた快適な聞こえを実現〜
〜パワフルな新チップと、人が脳で聞く働きを支えるBrainHearing™技術の優れた音声処理能力によって、バランスの取れた快適な聞こえを実現〜
100 余年の歴史を持つ補聴器メーカー、オーティコン株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:木下 聡、以下オーティコン)は、高性能な新チップ「イニウムセンス」と聞こえにおける脳の働きをサポートする「BrainHearing™」技術 (以下、ブレインヒアリング技術)を搭載した新しい補聴器シリーズ、「アルタ2」「ネラ2」「リア2」を発売いたします。これらの新シリーズは、2015年4月9日(木)より全国のオーティコン補聴器取り扱い専門店、眼鏡店、百貨店にて販売開始いたします。

オーティコン補聴器は、脳と聞こえの研究開発から生まれます。聞き取りが難しい環境下でも聞き取ることができ、一日中装用しても疲れることなく、一人ひとりの聞こえの好みに合わせた聞こえを提供する、これらは製品開発共通のテーマです。
人の聞こえは経験や記憶と密接な関係を持ち、同じ音であってもその聞こえ方は一人ひとり異なります。その人が求める聞こえや、自然にあるがままの音を脳に届けることで脳の聞く働きを直接支えるのが、オーティコン補聴器に採用されているブレインヒアリング技術です。初めて補聴器を手にするユーザーと経験者双方を対象に実施したユーザー満足度調査(※1)では、一般的な補聴器の満足度79%に対し、ブレインヒアリング技術に基づく補聴器は満足度96%を獲得しました。
この度登場したオーティコンのプレミアム補聴器「アルタ2」、ミドルクラス「ネラ2」、スタンダード「リア2」シリーズは、超高速な先進チップ「イニウムセンス」を搭載した初めての補聴器シリーズです。イニウムセンスは処理能力を 30%向上したことで様々な進化を遂げました。
その一つは、アルタ 2、ネラ 2 シリーズに搭載されたソフトな声の聞き取りを助ける新機能「小声強調機能」です。時に、声を落として話すような重要な話や通常の何気ない会話の中には、小さな音の成分が約75%も含まれるといわれ、この小さな音の成分を新機能によって捉えることで、ことばの理解度は最大20%向上します。「小声強調機能」により、従来補聴器では実現が難しかった「少し声を落とした会話や、プライベートな会話の聞き取り」が更に向上しました。
「小声強調」とは低入力音の増幅を指していますが、低入力音帯域の増幅は、補聴器の課題の一つであるハウリング(不快なピーピー音)の発生リスクと常に隣り合わせにありました。快適な小声の聞き取りには、従来のハウリング抑制機能から一歩踏み込み、その発生をより効率的に抑える「イニウムセンス ハウリングシールド」機能の誕生が必要でした。イニウムセンスの持つ高い処理能力で実現したこの新たなハウリング抑制機能は、周囲の音環境にあわせて補聴器に届く音をこれまで以上に高速かつ精密に分析、常にハウリング発生の可能性を予測して必要時には瞬時にハウリングを抑えて快適な聞こえを守ります。会話の聞き取りや自然な音質を損なうことなくオーティコン史上もっとも強力にハウリングを抑制するこの新機能は、アルタ2、ネラ2、リア2シリーズに搭載されています。
また、新シリーズは全スタイルがワイヤレス通信に対応し、定評のあるミニ RITE スタイルは、従来から更に小さく表面もより滑らかになり、目立ち難さとつけ心地においてユーザーのニーズに沿ったデザインに改良されました。
イニウムセンスシリーズ製品は、聴力の情報に加え、カウンセリングによる対話を通じて調整を行い、一人ひとりに個別化された音を創りだします。脳の視点から生みだされた補聴器だからこそ、その方だけが知っている聞こえ方の好みや小声の感じ方を再現できるのです。
【新チップ「イニウムセンス」および新補聴器シリーズの主な機能】

■オーティコンの先進チップ「イニウムセンス」【New】
新シリーズ Alta2、Nera2、Ria2 を支えるエンジンとして働きます。従来のイニウムチップから処理能力が30%向上。小声強調機能の実現やより素早いハウリング抑制を実現します。
■プライベートな会話にも対応「小声強調機能」【New】※Alta2、Nera2 シリーズのみ
小さな声の聞き取りを重視した機能で、従来より小さな声の聞き取りが20%向上しました。私たちを取り巻くすべての音環境には小さな音の要素が含まれていますが、小さい音の感じ方は人それぞれに異なります。一人ひとりの音の感じ方に合わせて、小さい音の増幅を最適化することで従来聞き取りが難しかったプライベートな会話や、小さい音の聞き取りを高めます。
■効率的なハウリング抑制―「イニウムセンス ハウリングシールド」【New】
音質、会話音声の聞き取り、快適性それぞれの最適化を図って不快なハウリング(ピーピー音)を強力に抑制。明瞭で自然な音質を保ちつつ、より素早くかつ強力に(*)、聞こえの妨げにもなるハウリングの発生を予測して制御します。小声の聞き取りを支える機能の一つ。
*当社従来製品比較
■騒音下でも会話のニュアンスをクリアにー「スピーチガードE」※Alta2シリーズのみ
騒音や複数の人が同時に話をするような場面でも、個々の音の特徴が分かれば様々な音の中から会話を優先できます。聞きたい相手の声を聞き分けて自由に耳を傾けることができます。
■音の方向を正確に捉えて聞き分けやすく―「音空間認知機能」※Alta2プロ、Nera2プロのみ
脳が本来持つ声や音がどの方向から届くのかを感じとる能力を引き出し、例えば道路の横断時にどこに集中すべきか…などの理解を助けます。より自然な音像を保ちながら、周囲の物理的な音の環境情報を素早くそしてあるがままに脳に伝えることで、会話の聞き取りを助けます。
■騒音下でも自分が向いた方向の音に集中―「フリーフォーカス」
周囲の音環境にも注意を向けながら、大勢の人が集まる集会や会議など騒音のある環境でも会話や聞きたい音に集中しやすくなります。会話に注目しながら必要に応じて周囲の聞きたい音を捉えやすくします。
■一人ひとりの好みの聞こえ方に合わせる―「ユーマティック」
同じ音を聞いても脳における理解の仕型は一人ひとり異なります。ユーマティック機能により、個々の聞こえの好みやニーズに合わせた聞こえを創り出します。個別に調整された補聴器で脳の働きをサポートすることで、誰の声か、何の音か、などの音の意味を楽に理解できます。
■場所を選ばない防水性能(日常生活防水仕様)―「IP58」※2
新シリーズでは防水性も強化。全ての耳かけ型スタイル(対応スタイル:デザイン RITE・ミニRITE・RITE・ミニ耳かけ型・耳かけ型)で防塵・防水を証明する国際保護等級 IP58 を取得。これにより天候や環境を選ばずに補聴器を使用できます(日常生活防水仕様)。
【オーティコンの「BrainHearing(ブレインヒアリング)™」技術について】
人は耳に届いた音や声の意味を「脳」で理解しています。オーティコン補聴器は単に音を増幅するのではなく、脳がより楽に音を理解できるように助ける「BrainHearing(ブレインヒアリング)™」技術を搭載し、あるがままの「自然な聞こえ」を届けます。ブレインヒアリング技術によって、聞きたい音を楽に捉え、聞き分け、その音に集中し、その音や声の意味を理解することを補聴器が瞬時にサポートし、脳への負担を軽減させます。これによりユーザーは、聞き取りが難しい環境下でも聞き取りやすく一日中つけていても疲れにくいため、一日を通して聞く力を高めることができます。脳の視点から生まれたオーティコン補聴器は、一日の様々な環境下で装用しても疲れを感じることなく、一日を通してアクティブに自分らしく過ごせるように快適な聞こえを届けます。
【新製品概要】
■オーティコン アルタ 2、ネラ 2、リア 2 シリーズ

※1 2013 年オーティコンアルタ満足度国際調査より
※2 オーティコンデンマーク本社において、第三者検査機関による認証取得。
※3 補聴器本体は非課税です。
※4 適合範囲はスタイルによって異なります、またマイクロモールドなどのオプションが必要な場合があります。
※5 デザイン RITE および IIC はアルタ2プロ/ネラ 2 プロ/リア 2 プロのみです。
※製品についての詳細は掲載元をご覧ください。
<オーティコン社およびオーティコン株式会社について>
補聴器におけるパイオニアであるオーティコン社(Oticon A/S)は、ハンス・デマントにより 1904 年にデンマークに創設されました。オーティコンは世界で唯一の慈善財団が所有する補聴器会社であり、ウィリアム・デマント・ホールディング社の傘下にあります。その日本支社がオーティコン株式会社(http://www.oticon.co.jp)です。オーティコンの企業理念「ピープル・ファースト」とは、「聞こえに悩む人々を第一に考え、彼らが自由に伝えあい、自然にふるまい、そして活動的に生活できるように力づける」という信念に基づきます。オーティコンは先進のノンリニア補聴器、フルデジタル補聴器および人工知能補聴器を開発し、業界のパイオニアとして革新的な技術を難聴者とともに開拓してきました。1977 年には先進技術とオージオロジー(聴覚学)を研究するエリクスホルム研究所を設立、世界中から参集した様々な分野の科学者と 1,000人以上のテストユーザーと共に将来の補聴器開発に取り組んでいます。オーティコンは世界各国で補聴器をはじめ、聴覚関連機器、医療機器の製造・販売を行っています。
※文中に記載の名称は、各社の商標または登録商標です。
【お問い合わせ先】
オーティコン株式会社 マーケティング部(山口、渋谷)
TEL 044-543-0615
FAX 044-543-0616
E-mail info@oticon.co.jp
オーティコン製品に関する資料請求・お問い合わせ
フリーダイヤル:0120-113321 営業時間9:30〜17:30(土、日、祝日を除く)
- 企業サイトURL
- http://www.oticon.co.jp/
- ニュース・プレスリリース
- http://www.oticon.co.jp/ja-JP/info
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