アルティマ、研究用途向けに RAW データでの解析可能な Cephasonics 社製超音波フロントエンドシステム「cQuest Griffin™」を出荷開始
- 医療用超音波診断装置/産業用非破壊検査装置向け256ch / 512ch 高画質・小型の製品ラインナップ -
- 株式会社アルティマ
- 2015年2月26日
半導体・システム機器の輸入、販売および技術サポートを手がける株式会社アルティマ(本社:神奈川県横浜市港北区新横浜1-5-5、代表取締役社長:三好 哲暢、以下アルティマ)は、このたびアルティマが取り扱う Cephasonics, Inc.(本社:米国 カリフィルニア州 サンタクララ、CEO:Richard(リチャード) Tobias(トバイアス)、以下セファソニックス社)の新製品である、多チャンネル超音波システム「cQuest(シークエスト) Griffin(グリフィン)」ファミリの出荷開始したことを発表致します。
一般で販売されている超音波診断装置や非破壊検査装置は、診断/検査用途としてつくられているため、ビームフォーミングされた後、ノイズなどが除去された画像処理後のデータを出力しています。しかし、研究用途としてはビームフォーミングされる前の RAW データ等を元にした解析並びにデータ処理が不可欠とされています。そのため、多くの研究者は RAW データに直接アクセスできるシステムを独自で開発しなければならず、時間やコストがかかることが課題でした。
セファソニックス社はそのような需要に応え、RAW データでの処理が可能な多チャンネル超音波フロントエンドシステム「cQuest Griffin™」を開発、256チャンネルまたは512チャンネルで、高画質かつ小型化を実現した同製品をこのほど出荷開始しました。これにより、研究者は自前でシステムを開発することなく、手軽に RAW データに直接アクセスすることができ、研究期間の大幅な短縮、研究費の削減につながります。
「cQuest Griffin™」は、ベースとなる64チャンネルシステムを複数台重ね合わせて多チャンネルを構成する方法で実現しています。これらのシステムは PCIe にて450MB/s以上のバンド幅を維持し、ピーク時には64チャンネル毎に500MB/sを実現します。また様々なレベルでのデータアクセス機能、チャンネルキャプチャーデータ(RAW データ)、ビームフォーミングRF データ)、IQ ダウンコーバートデータ(アナログ・デジタル変換)等が搭載されています。これらの機能により、ビームフォーミングをソフトウェアでしか処理できない方式に比べて、飛躍的に高速データ処理が可能となっています。
さらにユーザは、自身のアルゴリズムをC++、C#、Java、または MATLAB インタフェースを通じて直接書き込むことが可能です。今回出荷開始した製品は、「256チャンネルGriffin」と「512 チャンネルGriffin」の2つのモデルとなっています。
アルティマは、国内で唯一のセファソニックス社販売代理店であり、今後主に「cQuest Griffin™」を RAW データでの解析が不可欠な研究所や、検査機関への販売を見込んでいます。
■製品仕様
サイズ:29.4cm(W) x 14.3cm(D) x 47.2cm(H) <256 チャンネルGriffin>
サイズ:29.4cm(W) x 28.5cm(D) x 47.2cm(H) <512 チャンネルGriffin>
256ch/512ch 超音波システム
「cQuest Ultrasound API™ ソフトウェア」搭載
Cephasonics 受信 AFE モジュールおよび AutoFocus™ 受信ビームフォーマー
送信ビームフォーマーで3レベル& 5レベルパルシング(最大200Vpp)
40Msps、12bit 受信アナログ・フロントエンド
カラー各モードに対応(CFM, PWD, PDI, CWD)
■「cQuest Griffin™」ファミリ の詳細
http://www.altima.co.jp/products/cephasonics/griffin.html
■セファソニックス製品について
http://www.altima.co.jp/products/cephasonics/index.html
「cQuest Griffin™」ファミリ
■「256チャンネル Griffin」:64チャネルシステムを4台重ね合わせた構成
サイズ:29.4cm(W) x 14.3cm(D) x 47.2cm(H)
■「512チャンネル Griffin」:64チャネルシステムを8台重ね合わせた構成
サイズ:29.4cm(W) x 28.5cm(D) x 47.2cm(H)
■株式会社アルティマについて
株式会社アルティマは1991年に設立され、日本市場へ半導体をはじめとする世界の最先端で高性能な製品の販売、サービスおよび技術支援を提供しています。
同社は設立当初より米国アルテラ社の CPLD/FPGA 製品の販売において、世界をリードするディストリビュータの1社であり、アルテラ社製品を使用した開発のサポート、技術サポート、プログラミングおよびその他トータル・サポートを提供しています。
また、通信機器、産業機器、ディジタルコンスーマ機器、コンピュータ・ストレージ装置、OA機器、クラウド・データセンタなど、幅広いアプリケーションをターゲットとする多種多様な先端製品を取り扱い、同様に技術サポートを提供することにより、さらにトータルソリューションをお届けしています。
アルティマに関する詳細は以下のWebサイト(URL:http://www.altima.co.jp/)をご覧ください。
■Cephasonics(セファソニックス)について
Cephasonics(セファソニックス)は2012年3月に米国カリフィルニア州サンタクララに設立された、小型・多チャンネルの超音波イメージング機器を開発・販売しているメーカです。
チップレベルからモジュール、ソフトウェア、さらには完全なレファレンスデザインまで、超音波診断装置のフロントエンドを設計するために必要な要素を、お客様が必要とされる様々なレベルで提供しています。
Cephasonics に関する詳細は以下のWebサイト(URL:http://www.cephasonics.com/)をご覧ください。
※本文中に記載の社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
【お問い合わせ先】
<報道関係者様からのお問合せ先>
株式会社アルティマ マーケティング企画室 熊倉
TEL:045-476-2155 FAX:045-476-2156
お問合せ:https://f.msgs.jp/webapp/form/16344_qey_147/index.do
URL:http://www.altima.co.jp/
<お客様からの製品に関するお問合せ先>
株式会社アルティマ プロダクトセールス4部 浦田
TEL:045-476-2195
お問合せフォーム:https://www.altima.co.jp/inquiry/inquiry.html
- 企業サイトURL
- http://www.altima.co.jp/
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