肺がんの補助診断に有用な腫瘍マーカーラインアップを拡充 「エクルーシス試薬 ProGRP」発売のお知らせ

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
2014年9月24日

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信)は、小細胞肺がんの確定診断の補助に用いられる腫瘍マーカーProGRPを測定する「エクルーシス試薬 ProGRP」を9月26日に発売します。

近年、日本人のがんによる死亡原因のトップとなり、今後も増加する傾向にある肺がんは、大きく2つの組織型に分類されます。85~90%を占める非小細胞肺がんに対し、10~15%を占める小細胞肺がんでは、ProGRP(ガストリン放出ペプチド前駆体)の陽性率が比較的高いため、組織型の鑑別や経過観察を目的とした腫瘍マーカーとしてProGRPが、広く利用されています。

「エクルーシス試薬 ProGRP」は、電気化学発光免疫測定法(ECLIA法)を測定原理とする当社の自動分析装置を用いて、30μLという微量検体を、18分で測定します。開封後6週間、自動分析装置上で安定性を保つことが可能となったため、検体数が少ない医療機関の検査室にも対応できます。肺がんの補助診断では、複数のマーカーを組み合わせることが多く、肺がんが疑われる場合の第1選択腫瘍マーカーとして、CEA、CYFRAとProGRP、また小細胞肺がんの補助診断にProGRPとNSEが有用とされています。当社では既にCEA、CYFRA、NSEを販売しており、本製品がラインアップに加わることで、同一検体で、必要な項目を同時に測定できます。

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社は、今後も臨床的な価値の高い製品を提供することで、検査の効率化に貢献してまいります。

【製品特長】
・30μLという微量検体での測定が可能
・電気化学発光免疫測定法(ECLIA法)により18分で測定
・開封後6週間、自動分析装置上での使用が可能

【製品概要】
(1)希望販売価格(税抜)
100テスト用 125,000円
(2)保険点数
175点(D009 腫瘍マーカー)
(3)対応機種
既に発売済みの当社自動分析装置「コバス e411」、「コバス 6000」、「コバス 8000」、「モジュラーアナリティクス」、および「エクルーシス 2010」を用いて自動測定が可能

【製品写真】
※製品写真は、下記URL「製品画像ダウンロード」より入手可能です。
http://www.roche-diagnostics.jp/news/photo/index.html

エクルーシス試薬 ProGRP

【お問い合わせ先】
広報グループ
電話03-5443-7040
FAX03-5443-7113

企業サイトURL
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