オーティコン、見えない補聴器「インティガ・ミニCIC」、および新スタイル「ミニ耳かけ型」(全6種)の発売を開始
〜エンドユーザーの声をもとに開発された、超小型かつオーティコンの先進技術「RISE2チップ」を搭載した高性能補聴器〜
- オーティコン補聴器
- 2012年4月10日
100余年の歴史を持つ補聴器メーカー、オーティコン株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:木下聡、以下オーティコン)は、オーティコンの先進超小型デジタルチップRISE2(*1)を搭載した見えない補聴器"インティガ"シリーズとして、新たに超小型耳あな型補聴器「インティガ・ミニCIC」、また、既存のプレミアムからスタンダードクラスまでの製品シリーズにおいて、高機能かつ小ささを追求した新しいスタイル「ミニ耳かけ型」を、2012年4月11日(水)より発売いたします。
現在日本で聴力が低下している人は、軽度の難聴者を含めると人口の約5%つまり約600万人といわれており、高齢化とともにその数は増加すると推測されています。一方で、日本の補聴器市場に近年大きな変化は見られておらず、出荷台数は48万台の市場規模で推移している状況です。一般に、多くの人々が難聴を意識し始めてから何らかの対策を施すまでに7〜8年かかるといわれています。オーティコンが聞こえの悩みを持つ約1,500人の人々に対して行った調査によると、「つけて直ぐに実感できる、明確な聞こえの違い」、そして「全く見えない、あるいは目立たないデザイン」が補聴器に求めるもっと重要な項目に挙げられました。このような明確なニーズにお応えすることが、補聴器を実際に試して頂き、そして長期にわたって装用していただくための重要なかぎとなります。
■新製品「インティガ・ミニCIC」
新製品「インティガ・ミニCIC」は、2011年9月に先行して発売されたデザインライン、インティガシリーズの耳あな型補聴器として、見えない補聴器を希望するユーザーの声にお応えすべく開発されました。「インティガ」は、初めて補聴器を装用する方々が求める「デザイン」、「装用感」、そして「自然な聞こえ」のすべてを満たした補聴器です。搭載部品の小型化や製品の設計構造の進歩によって極めて小さい耳あな型を実現しました。一般に補聴器に慣れるためには約6〜8週間が必要と認識されていますが、インティガに搭載されたオーティコンの先進技術「RISE2チップ」により、つけてすぐに言葉の聞き取りの向上を実感することが可能になります。
「インティガ・ミニCIC」の小さなシェルにはインティガ・RITEタイプ(*2)と同様、多彩な機能が搭載されており、2011年に実施された国際臨床研究調査(*3)において、初めて補聴器を装用する方々が「つけてすぐにその効果を実感し、すぐに慣れることができる」ことが証明されています。「インティガ・ミニCIC」に搭載された高速な音声信号処理「スピーチガード」機能によって言葉の明瞭度が改良され、会話がより聞きとりやすくなりました。また「インティガ・ミニCIC」は耳の奥に挿入するため、人間の本来持つ耳の機能を活かしながら、つけ心地の良さと、オーダーメイドによる優れたフィット感を実現しました。
※補聴器は非課税です。
左)インティガ・ミニCIC(2012年4月11日発売)
右)インティガ・RITE(2011年9月既発売)
同時に発売される「ミニ耳かけ型」スタイルは、主に補聴器の装用経験者が補聴器を選ぶ際に重要視する「会話の明瞭さ」、「つけ心地の良さ」、「扱いやすさ」、そして「目立ちにくさ」を追求して開発された製品です。「ミニ耳かけ型」は、RISE2チップ搭載のオーティコンのプレミアムクラス「アジャイル」から、ハイクラス「アクト」、およびスタンダードクラス「イノ」までの6つの製品シリーズに新たなスタイルとして投入されました。ミニ耳かけ型の登場によりオーティコンのRISE2製品ポートフォリオが完成し、エンドユーザーの多様なニーズにお応えできるラインナップへと拡充いたしました。
オーティコンの「ミニ耳かけ型」は、優れた音質と幅広い周波数帯域を備えています。開発の段階では同スタイルに合わせて「RISE2チップ」の改良が行われ、これにより高速な信号処理を実現し、ハウリング(不快なピーピー音)を最小限に抑制しながら、高い音質と周波数レスポンスを得ることができます。さらに「ミニ耳かけ型」は人間工学に基づく有機的なデザインであり、耳介の輪郭に沿う形状で耳の後ろに自然に収まり、コンパクトかつ目立ちにくい形状です。
ボリューム調整、補聴器搭載のプログラミング操作に際しては、装用者にとって扱いやすいシングルプッシュボタンを採用しています。また装用時に取り付けるチューブは、フックまたは極細チューブのいずれかを選択できる構造となっており、簡単に取り付け・外しが可能です。両タイプとも毎日の使用に耐え得る内部・外部の耐久性を備えており、高性能と信頼性を両立するものです。
アジャイル、アクトの各シリーズ、そしてイノプロの「ミニ耳かけ型」スタイルは、オーティコンのワイヤレス機能「コネクトラインシステム」に対応しています(*4)。オーティコンが提供する「ストリーマー(*5)」の併用で補聴器のリモコンとしてボリューム操作やプログラムの切り替えが可能になる他、Bluetooth(ブルートゥース)の無線技術を使用したテレビ、MP3プレーヤー、携帯電話からの音声が直接補聴器に届きます。
※補聴器は非課税です。
※オーティコンインティガシリーズ、およびミニ耳かけ型スタイルはオーティコン製品を取り扱う全国の販売店で購入が可能です。詳細は掲載元をご覧ください。
*1
RISE2について:オーティコン補聴器に搭載されている超小型デジタルチップです。補聴器を環境に合わせて最適に作動させる機能を人工知能でつかさどり、高速並行処理するオーティコンの技術です。
*2
RITE(外耳道内レシーバ)について:耳かけ型は補聴器本体にレシーバ(スピーカー/音の出口)を組み込んだ補聴器です。耳かけ型補聴器の一つ、RITEではレシーバーを補聴器本体から分離して直接耳の穴の中にいれて使用します。レシーバーと補聴器本体は細いワイヤーでつながれています。
*3
Behrens, T., Schulte, M., Kreisman, B. & Weile, J.(2011).Meeting the First-time User Challenge. The Hearing Review. 2011
*4
コネクトラインについて:イノシリーズ(イノプロ/イノ)の「イノ」は、ワイヤレス通信非対応です。
*5
ストリーマーについて:ブルートゥース対応の外部機器と補聴器をつなぎ、ボタン一つで操作が可能です。
■オーティコン社およびオーティコン株式会社について
補聴器におけるパイオニアであるオーティコン社(OticonA/S)は、ハンス・デマントにより1904年にデンマークに創設されました。オーティコン社は世界で唯一の慈善財団が所有する補聴器会社であり、ウィリアム・デマント・ホールディング社の傘下にあります。その日本支社がオーティコン株式会社(www.oticon.co.jp)です。オーティコンの企業理念「ピープル・ファースト」とは、「聞こえに悩む人々を第一に考え、彼らが自由に伝えあい、自然にふるまい、そして活動的に生活できるように力づける」という信念に基づきます。オーティコン社は先進のノンリニア補聴器、フルデジタル補聴器および人工知能補聴器を開発し、業界のパイオニアとして革新的な技術を難聴者と共に開拓してきました。またオーティコン社は1977年に先進技術とオージオロジー(聴覚学)を研究するエリクスホルム研究所を設立し、世界中から参集した様々な分野の科学者と1,000人以上のテストユーザーとともに将来の補聴器開発に取り組んでいます。オーティコンは世界各国で補聴器をはじめ、聴覚関連機器、医療機器の製造・販売を行っています。
※文中に記載の名称は、各社の商標または登録商標です。
【お問い合わせ先】
オーティコン株式会社
マーケティング部(担当:山口・渋谷)
TEL044-543-0615 FAX044-543-0616
E-mail:info@oticon.co.jp
オーティコン製品に関する資料請求・お問い合わせ
フリーダイヤル0120-113321
営業時間9:30〜17:30(土、日、祝日を除く)
- 企業サイトURL
- http://www.oticon.co.jp/
- ニュース・プレスリリース
- http://www.oticon.co.jp/ja-JP/info/2012/04/20120410
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