オーティコン、一人ひとりに合わせた聞こえを提供するプレミアム補聴器「オーティコン・アルタ」を発売
〜オーティコン・アルタは、新しいデジタルチップ「イニウム」を搭載し、聞き取りの向上と個別化を実現する高性能な補聴器〜
- オーティコン補聴器
- 2013年1月30日
報道関係者各位
100余年の歴史を持つ補聴器メーカー、オーティコン株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:木下聡、以下オーティコン)は、オーティコンの第3世代となる新しいデジタルチップ「イニウム(Inium)」搭載のプレミアム補聴器「オーティコン・アルタ」シリーズを、2013年1月30日(水)より発売いたします。オーティコン・アルタシリーズでは、一人ひとりの聞こえの個性に寄り添う「アルタプロ」、そして充実の先進機能「アルタ」の2つのラインアップで展開いたします。両ラインナップともにユーザーのニーズに細かく応えるオーダーメード耳あな型、RITE(外耳道内レシーバ)2タイプ、耳かけ型3タイプのスタイルを揃えたプレミアムクラスの補聴器シリーズです。
さまざまな個性が重要視される現在において、私たちの多くは年齢を軸とせず、より自分らしく生きたいと願い、積極的に社会に関わっています。人々が一日に直面する"聞こえの環境"は、個々のライフスタイルによって異なり、またひとりひとり聞こえの捉え方や感じ方は異なります。聞こえに悩みを感じている人々にとって、ときに「聞くこと」自体に多くの労力を費やし、一日を通して自分らしく過ごすことが難しいといった現実もありました。また、従来の補聴器では、一定の音環境では優れた聞こえを実現できたとしても、一日を通じてその効果を十分に発揮できないことがありました。
オーティコン・アルタが目指すのは、難しい環境下でのことばの聞き取りの向上、そして聞くための努力を軽減し、一日を通して聞き取る力を高めることにあります。装用する方に高い満足を感じていただくために欠かせないのは、一人ひとり異なる聞こえのニーズに的確に応えられる技術、そして先進の信号処理機能を駆使して、補聴器装用者の認知負荷を最小限に抑える技術です。アルタが重視するのは、数値だけでは読みとることのできない、ひとりひとりの個性です。アルタは、新たに導入したフィッティングプロセスを通して、ユーザーとの対話を通じ、その方のためだけに個別化された聞こえを届けます。先進の技術とチップを導入し、また場面を選ぶことなく一日を通じて装用することを実現するために、オーティコン・アルタは耳かけ型、RITEスタイルにおいて防水防塵保護のための国際保護等級IP57を取得しています(*1)。
当社は、オーティコン補聴器のプレミアムラインである「オーティコン・アルタ」の市場投入により、これまでの聴覚ケアの概念を変え、補聴器の可能性を広げることで、聞こえになやむひとりひとりを力づけてまいります。
オーティコンアルタの主な特長
■新世代ワイヤレスデジタルチップ「イニウム」搭載
オーティコン新開発のデジタルチップ「イニウム」は4プロセッサマルチコア信号処理技術(クワッドコア)を採用。より一層の小型化及び省力化に加え、さらなる高性能化を実現します。両耳補聴器間通信機能の安定によりさらに高速化した両耳通信機能は、情報交換を絶え間なく行いより自然なありのままの音の再現を実現します。イニウムは、オーティコン・アルタのプレミアム技術とパーソナライズ機能のエンジンとして「より自然な聞こえ」を提供します。
■「スピーチガードE」機能
複雑な音環境でのことばの聞き取りを追求する先進的研究により開発されたオーティコン独自の「スピーチガード」機能がさらに進化、聞こえのレベルを次の段階へ引き上げます。話し手の音声の細やかなニュアンスを聞き分け、クリアで快適な言葉の聞き取りを実現。また、騒がしい環境下で頻繁に話者が変わるような状況でも、聞きたい音声を聞き分けやすくなり楽に会話についていけるため、多くの人との会話を楽しむ余裕が生まれます。
■「音空間認知機能プレミアム」機能
無意識に、周囲の環境を感じ、音の方向を捉えて自然に反応する、補聴器技術でこれを再現することはとても困難とされてきました。これを克服するため、当社が独自に開発した技術が「音空間認知機能」です。この機能によってユーザーは音が聞こえてくる方向をより明確に把握することができ、聞き取りに要する努力を軽減することができます。さらに、音に立体感や奥行きを与え、豊かな音の世界が広がるとともに、騒がしい環境下でも相手の会話がより聞き取りやすくなります。イニウムが実現する超高速通信により瞬時に周りの環境音を分析して処理するとともに、個々に合わせた自然な聞こえを実現する「音空間認知機能プレミアム」として進化しました。
■「ハウリングシールド」機能
オーティコン第3世代のハウリング抑制システム「ハウリングシールド」は、これからのプレミアム補聴器が備えるべき基準となり得る機能です。難しい環境でも効果的にハウリング(ピーピー音)を抑制し、ことばの聞き取り、音質と聞こえの快適性を守ります。第2世代のダイナミック・ハウリングキャンセラー(DFC)と比較してハウリングの発生を80%以上減らすことに成功し、同時に音質と可聴性の向上も実現しました。(当社比)
■「フリーフォーカスプレミアム」機能
人の耳は前方からくる音を集めやすいようにつくられています。新たに登場した指向性機能フリーフォーカスプレミアムは、速報や広報の騒音を効果的に抑え、よりスムーズな聞こえを実現します。フリーフォーカス機能が、5つの指向性パターンの中から、ユーザーの聞こえに合わせて聞きたい音の可聴性を高め、大勢での会話や騒音下での言葉の聞き取りを快適にします。さらにユーザーの好みや聞こえの力に合わせて、最適な3つのモードを選択し一人ひとりに合わせた調整が可能です。
■ワイヤレス通信システム「コネクトライン」システムに対応
オーティコンのコネクトラインシステムは、固定電話や携帯電話、テレビ、音楽プレーヤー、パソコンなど様々な機器の音をワイヤレスで直接補聴器に届けるシステムです。補聴器とこれらの機器の中継機器となる「ストリーマー・プロ」は補聴器リモコンとしても機能します。ワイヤレス通信で音声を伝送し、室内をはじめ外出先など様々なシーンでより明瞭な聞こえを実現し、コミュニケーションの幅を広げます。2007年に登場したストリーマーが、アルタの発売にあわせてより直観的に使いやすく、機能を拡充してストリーマー・プロとして生まれ変わりました。
■アルタの選べる多様なスタイル
【アルタの耳かけ型】
アルタの耳かけ型スタイルは、小さく目立たないミニRITE(外耳道内レシーバ)をはじめ、RITE、ミニ耳かけ型、耳かけ型の全4スタイルがあります。アルタの登場に合わせて、RITEスタイル用の次世代スピーカーユニット、イヤピースの新しいシステム「ミニフィット」を導入したことにより、更なる小型化を実現し、適合率の向上をはかりました。優れた音質、外耳道内のフィット感を実現するとともに、新しい耳あか防止システムの導入によりさらに信頼性も向上しました。
【アルタの耳あな型】
オーティコンの新しい耳あな型は、耳あな型補聴器の課題であるサイズ感や耐久性が改良され、頑丈かつ薄いシェルにより優れた堅牢性および耐久性を実現しました。さらに、シェルの内部には湿気や異物が入り込みにくい保護策が施されています。アルタの耳あな型は、CIC(*)、カナル、ハーフ、フルの4スタイルがあります。

左)オーティコン・アルタ(カナル)
右)オーティコン・アルタ(ミニRITE)
*1オーティコンデンマーク本社において第三者検査機関による国際保護等級IP57を取得
*2CICはアルタのみ※補聴器は非課税です。
※オーティコン・アルタは、全国のオーティコン製品取扱店で購入可能です。詳細は掲載元をご覧ください。
■オーティコン社およびオーティコン株式会社について
補聴器におけるパイオニアであるオーティコン社(OticonA/S)は、ハンス・デマントにより1904年にデンマークに創設されました。オーティコン社は世界で唯一の慈善財団が所有する補聴器会社であり、ウィリアム・デマント・ホールディング社の傘下にあります。その日本支社がオーティコン株式会社(www.oticon.co.jp)です。オーティコンの企業理念「ピープル・ファースト」とは、「聞こえに悩む人々を第一に考え、彼らが自由に伝えあい、自然にふるまい、そして活動的に生活できるように力づける」という信念に基づきます。オーティコン社は先進のノンリニア補聴器、フルデジタル補聴器および人工知能補聴器を開発し、業界のパイオニアとして革新的な技術を難聴者と共に開拓してきました。またオーティコン社は1977年に先進技術とオージオロジー(聴覚学)を研究するエリクスホルム研究所を設立し、世界中から参集した様々な分野の科学者と1,000人以上のテストユーザーとともに将来の補聴器開発に取り組んでいます。オーティコンは世界各国で補聴器をはじめ、聴覚関連機器、医療機器の製造・販売を行っています。
※文中に記載の名称は、各社の商標または登録商標です。
【お問い合わせ先】
オーティコン株式会社
マーケティング部(担当:山口・渋谷)
TEL044-543-0615 FAX044-543-0616
E-mail:info@oticon.co.jp
オーティコン製品に関する資料請求・お問い合わせ
フリーダイヤル0120-113321
営業時間9:30〜17:30(土、日、祝日を除く)
- 企業サイトURL
- http://www.oticon.co.jp/
- ニュース・プレスリリース
- http://www.oticon.co.jp/ja-JP/info/2013
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