アボット 冠動脈疾患治療用「NC TREK PTCA バルーンカテーテル」の日本における販売を開始

アボットジャパン株式会社
2011年8月1日

アボット バスキュラー ジャパン株式会社(本社:東京都港区、プレジデント ジャパン統括:ハービンダー・シン)は、本日(2011年8月1日)経皮的冠動脈形成術(PTCA)用のバルーンカテーテル NC TREK(販売名:NC TREK PTCA バルーンカテーテル、医療機器承認番号:22300BZX00272000、以下「NC TREK/NC トレック」)を日本国内にて販売開始したことを発表しました。

NC TREKは、革新的な技術を搭載した、ステント後拡張に使用するハイプレッシャーバルーンカテーテルで、血管内における優れたデリバリー性能と病変部における最適なポイント拡張力を発揮します。

アボット バスキュラー ジャパン株式会社 プレジデントのハービンダー・シンは、「NC TREKの販売開始により、継続的に製品技術の向上を目指すというアボットのコミットメントを改めて示しています。アボット独自の2層構造バルーンやフレキシブル・タングステンマーカー技術を採用した革新的なデザインや幅広いサイズ展開により、医師にとって手技における有用な選択肢となり得ると確信しています。」と述べています。

NC TREKの販売開始により、アボット社のバルーン製品を代表するブランドであるTREK冠動脈カテーテルシリーズは、フロントラインと、ハイプレッシャーの両方をご提供できるようになります。38サイズでの展開になり、バルーン径は2.00mm〜5.00mm、バルーン長は6mm〜20mmとなります。

▲NC TREKイメージ

■冠動脈疾患について
冠動脈疾患は、心疾患のなかでも最も頻度の高い疾患です。冠動脈疾患は、心臓に血液を供給する動脈の内壁にプラークと呼ばれるコレステロールを主成分とする沈着物ができ、これが血管の狭窄や閉塞を引き起こすことにより発症します。

■経皮的血管形成術(PTCA)について
経皮的血管形成術(PTCA)は、閉塞した冠動脈を広げる低侵襲的な治療法です。バルーンを先端に装着したカテーテルを狭窄または閉塞してしまった血管部分に到達させ、膨らませることで血管を拡張し、血液の流れを回復させる治療法です。

■アボット バスキュラーについて
アボットバスキュラーは、血管系疾患治療分野のリーダーとして市場をリードする製品や業界をリードするパイプラインと共に世界規模で事業を展開しています。冠動脈治療、血管穿刺部止血(クローザー)デバイス、末梢血管治療、構造的心疾患治療のために多岐にわたる医療機器を提供しております。詳細については、www.abbottvascular.jp(日本)www.abbottvascular.com(グローバル)をご覧下さい。

■アボットについて
米国イリノイ州シカゴに本拠を置くアボット社は、広範囲のヘルスケアに基盤を置く世界的規模の会社であり、グループ総従業員数約90,000人を擁し、世界130カ国以上で営業活動を行っています。その事業内容は医療用医薬品、栄養剤、医療機器、診断薬、診断機器の分野における研究・開発、製造、マーケティングそして販売と多岐にわたっています。日本国内では、従業員約2,800人が医療用医薬品、栄養剤、医療機器、診断薬、診断機器、ビジョンケア製品の製造開発、ならびに販売とマーケティングに従事しており、東京、福井、千葉に拠点を置いています。アボット ジャパンのプレスリリースは、www.abbott.co.jp、アボット本社のプレスリリースは、www.abbott.comをご参照ください。

企業サイトURL
http://www.abbott.co.jp/
ニュース・プレスリリース
http://www.abbott.co.jp/press/2011/110801.html

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