【新製品情報】唾液中NO測定キット 発売開始

唾液中のNO(一酸化窒素)を簡便・短時間で定性的に測定

株式会社ウイスマー/ウイスマー研究所
2012年9月18日

この度、d-ROMs・BAPテストなどのカラテッリ・パネルの開発者・マウロ・カラテッリ先生は、従来の亜硝酸イオン(NO2-)濃度を計測するGriess反応を改良改善し、唾液採取後、わずか1〜2分で、定性的に亜硝酸イオン(NO2-)濃度を計測できるテストキットを開発しました。

一酸化窒素(NO)は血管弛緩因子で、極度の緊張や自律神経系ストレス応答である血圧上昇と関連し、急性ストレスで血液中と唾液中の一酸化窒素(NO)濃度が高くなることが報告されています。
唾液はサンプルの採取が容易なことから、歯周病や幼児喘息などからの臨床研究の要望が多くあります。しかし、従来の実用化キットは測定に数時間以上要しているため、簡便な測定キットの開発が待たれていました。
胃の中のヘリコバクターピロリ菌、喉のストレプトコッカス菌、歯周病菌は唾液中のNO濃度を上昇させます。
結果は25〜50μMol/L(最適)、50〜100μMol/L(軽度の炎症)、100〜200μMol/L(中程度の炎症)、200〜400μMol/L(重度の炎症)、400μMol/L以上(極めて重度の炎症)の5段階カラーチャートで判断します。
このテストは、症状を訴えることができない幼児には重要です。小児科医そして消化器専門医、循環器系、歯科医の先生方にも有用です。
本テストは、測定機器やピペットなどを一切使わずに、その場で評価できることから、幅広い分野・方面で活用されるテストキットとなることでしょう。

【お問い合わせ先】
ウイスマー研究所/株式会社ウイスマー
113-0033東京都文京区本郷3-3-12ケイズビルディング7階
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マーケティング部学術担当 斎鹿

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