プレパックタイプで、組み換えタンパク質精製をさらに簡単に タンパク質精製樹脂充填済カラム「cOmplete His-Tag Purification Column」発売のお知らせ

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
2013年7月19日

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(代表取締役社長兼CEO:小笠原信)は、ポリ-ヒスチジン標識(Hisタグ)組み換えタンパク質を簡単、高純度かつ大量に精製可能なタンパク質精製樹脂をカラムに充填した「cOmplete His-Tag Purification Column」を、研究用として7月22日に発売します。

「cOmplete His-Tag Purification Column」は、2012年7月に発売したタンパク質精製樹脂「cOmplete His-Tag Purification Resin」のカラム充填品です。高速・高分離能精製システム(Fast protein liquid chromatography、以下FPLC)に接続して使用することができます。ロシュ独自の技術を採用した本製品は特異度が高く、高純度のポリ-ヒスチジン標識(Hisタグ)組み換えタンパク質をワンステップで精製することが可能です。また金属固定化アフィニティクロマトグラフィー(IMAC)*の改良により樹脂とニッケルの結合力が強化され、精製過程に、還元剤(DTT)や金属プロテアーゼの阻害剤であるキレート剤(EDTA)を添加することができます。さらに抽出液中に漏出するニッケルイオンを最小限に抑えることができるため、樹脂を再利用する際にニッケルを再添加する必要がありません。

本製品がラインナップに加わることで、FPLCを使用した高純度かつ大量の目的タンパク質自動精製が容易となり、FPLCユーザーに高い利便性を提供できることとなります。

*金属固定化アフィニティクロマトグラフィー(IMAC):組み換えタンパク質を精製する手法の一つ。目的タンパク質をタグ標識化し、タグを標的として精製する。

【製品特性】
・特異性が優れており、高純度のタンパク質を精製することが可能なため、信頼性が高い
・精製過程において還元剤(DTT)やキレート剤(EDTA)添加が可能なため、精製プロセス中のタンパク質分解が少ない
・樹脂を再利用する際のニッケルイオンの再荷電が不要なため、使い方が簡単
・高速・高分離能精製システム(FPLC)に接続可能なため、汎用性が高い

【希望販売価格】(税抜)


【製品写真】
※製品写真は、下記掲載元の「製品画像ダウンロード」より入手可能です。
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cOmplete His-Tag Purification Column

【お問い合わせ先】
広報グループ
電話03-5443-7040
FAX03-5443-7113

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