Endologix社製腹部大動脈瘤治療用ステントグラフトのタイプIIIエンドリークに関する安全性情報
Update on Risk of Type III Endoleaks with Use of Endologix AFX Endovascular AAA Graft Systems: FDA Safety Communication
要約
FDAは、Endologix社製ステントグラフトを用いた腹部大動脈瘤治療患者におけるタイプIIIエンドリークのリスクについて、安全性情報を更新する。
詳細
FDAは、Endologix社製ステントグラフト(AFX with Strata、AFX with Duraply、AFX2)を用いた腹部大動脈瘤(AAA)治療患者におけるタイプIIIエンドリークのリスクについて、安全性情報を更新する。これらのEndologix社製AFXステントグラフトを用いたAAA治療患者では、他社製ステントグラフトを用いた患者よりタイプIIIエンドリークのリスクが大きい可能性がある(Strataのリスクについては、以前に指摘済み)。ステントグラフトによるAAA治療は定期的フォローアップを要するが、Endologix社製ステントグラフトを用いたAAA治療患者では、年1回以上のフォローアップ画像診断が必要である。この情報は、最近の学会抄録や進行中のLEOPARD試験(Endologix社製と他社製を無作為割付して比較)の途中結果に基づく。