パーキンソン病患者の症状軽減のため、Vercise深部脳刺激(DBS)システムを承認
Vercise Deep Brain Stimulation (DBS) System - P150031
要約
FDAは、パーキンソン病患者の運動症状を軽減するため、埋め込み型・充電式のVercise深部脳刺激(DBS)システムを承認した。
詳細
FDAは、中等・重度のレボドパ反応性パーキンソン病患者の症状のうち、薬剤でコントロール困難な運動症状を軽減するための補助療法として、埋め込み型・充電式のVercise深部脳刺激(DBS)システムを承認した。 刺激装置を鎖骨部に埋め込み、2本の延長線・リードにより脳に深部刺激を送る。医師はリモコン操作により、Bionic Navigatorソフトウェアでプログラミングした振幅・パルス幅・周波数の多様な組み合わせの低強度電気パルスを両側視床下核へ送ることができる。ただし、充電式電池を無線装置でしばしば充電しなければならない。 禁忌は、ジアテルミー(短波・マイクロ波・治療的超音波)、電気痙攣療法(ECT)、経頭蓋磁気刺激(TMS)、MRI、システム操作不能患者、外科手術不適応患者、試験刺激無効患者である。