新生児を含む小児COVID-19患者の治療とSARS-CoV-2曝露後予防のためにbamlanivimabとetesevimabの同時投与を緊急使用許可(EUA)
FDA Expands Authorization of Two Monoclonal Antibodies for Treatment and Post-Exposure Prevention of COVID-19 to Younger Pediatric Patients, Including Newborns
要約
FDAは、新生児を含む小児の軽/中等度COVID-19患者の治療とSARS-CoV-2曝露後重症化リスク回避のためにbamlanivimabとetesevimabの同時投与についての緊急使用許可(EUA)を改訂した。
詳細
FDAは、新生児を含む小児の軽/中等度COVID-19患者の治療と、新生児を含む小児のSARS-CoV-2曝露後の入院・死亡を含む重症化リスク回避のために、bamlanivimabとetesevimabの同時投与についての緊急使用許可(EUA)を改訂した(12歳以上で体重が40 kg以上の患者には治療・曝露後予防とも承認済み)。1歳未満の乳児はCOVID-19重症化リスクが非常に高い可能性がある。承認されたモノクローナル抗体は、SARS-CoV-2スパイクタンパク質の異なるが重複するサイトに結合し、ヒト細胞へのSARS-CoV-2の結合と侵入を阻止する。本承認は、125人の小児患者が参加した臨床試験の結果に基づく。同時投与による副作用として、悪心・眩暈・そう痒症・発疹の可能性がある。また、bamlanivimab投与では、過敏症・アナフィラキシー・注入関連反応を含む重篤な有害事象が報告されている。