視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)患者治療のためにEnspryngを承認
FDA Approves Treatment for Rare Disease Affecting Optic Nerves, Spinal Cord
要約
FADは、成人抗アクアポリン4抗体陽性の視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)患者の治療のためにEnspryng(satralizumab)を承認した。
詳細
FDAは、成人の抗アクアポリン4抗体陽性の視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)患者の治療のために、Enspryng(抗IL-6受容体阻害抗体薬:satralizumab)を承認した。同疾患を適応としてFDA承認された3番目の治療法となる。本承認は、同疾患患者95名と76名の参加した2つの臨床試験の結果に基づいており、抗アクアポリン4抗体陰性患者では、これらの試験において有用性は得られなかった。添付文書では、感染症(致命化可能)リスク増・肝酵素上昇・好中球数減少・過敏反応が警告されている。また、一般的な副作用には、鼻咽頭炎・頭痛・上気道感染症・胃の内壁の炎症・発疹・関節痛・四肢痛・疲労・悪心があった。