海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

第一世代デバイスによるTAVRの長期アウトカムはreassuring
Long-term clinical outcome and performance of transcatheter aortic valve replacement with a self-expandable bioprosthesis [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:European Heart Journal
年月:May 2020
巻:41
開始ページ:1876
【背景】
TAVRの歴史はすでに10年を超え、長期パフォーマンスを確認すべき時期がきている。イタリアIRCCS Policlinico S. DonatoのTestaらは、手術不可能で自己拡張型CoreValveを留置した990名の患者の中央値4.4年のフォローアップ結果を報告している。
【結論】
Kaplan-Meier分析による8年死亡率は78.3%であった。大多数の患者で有意な機能改善がみられ、長期にわたって維持された。生存患者の79.3%は、8年でNYHA≦IIである。大動脈弁圧較差は維持され、グレード0/1弁周囲漏出率にも有意な変化はなかった。2017 EAPCI/ESC/EACTS新基準による構造的弁劣化(SVD)・晩期生体弁不全(BVF)の8年累積発生率は、中等度・重度のSVDは各3.0%・1.6%、晩期BVFは2.5%であった。
【評価】
EAPCI/ESC/EACTS新基準の設定に応じてなされたイタリア全国調査結果である。重症患者に植え込まれた第一世代デバイスに関するもので死亡率は高めだが、著者らは結果をreassuringとしている。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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