海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

冠狭窄の機能的評価指標:FFRはiFR・Pd/Paに置き換えられる
Agreement of the Resting Distal to Aortic Coronary Pressure With the Instantaneous Wave-Free Ratio [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:Journal of the American College of Cardiology
年月:October 2017
巻:70
開始ページ:2105
【背景】
冠狭窄の機能的評価において、瞬時血流予備量比(iFR)がFFRに代わり得る、とするRCTが立て続けに発表された。Stanford UniversityのFearonらは、同指標をさらにPd/Pa(安静時測定狭窄遠位部圧/近位部圧)と置き換えることの可能性を検討した(n=763)。
【結論】
iFR・Pd/Paは各82.2%・96.1%の患者で測定可能であった。両指数は高い相関を示し(R2=0.93)、Pd/Paは最良カットオフ値Pd/Pa≦0.91でROC‐AUCが0.98であり、その診断精度・感度・特異度・陽性予測値・陰性予測値は、各93.0%・91.4%・94.4%・93.3%・92.7%であった。これらの結果は、急性冠動脈症候群・安定狭心症患者でも同様だった。
【評価】
Pd/PaがiFRより汎用性が高く、有用でありえることを示した。他方、JACC併載の韓国からの同主題の論文は、結果は類似しているものの、iFRの方が疾患重症度への感度が高いことを強調している(http://www.onlinejacc.org/content/70/17/2114)。同誌Editorialは、全体的にはFFRがiFR・Pd/Paに置き換えられる、という見通しを示している。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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