医療裁判紹介バックナンバー

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コラム:生殖補助医療に関する新しい法律について

2021年12月16日
Q.生殖補助医療に関して新しい法律ができたというニュースを見ました。概略を教えてください。

医療裁判:広汎子宮全摘出術後に生じた尿管からの尿の漏出について,その発生時期および原因が争われた事案

2021年11月25日
患者(女性,47歳)が,子宮頸がんの治療として,リンパ節切除を伴う広汎子宮全摘出術および両側付属器切除術を受けた。術後の入院中,左尿管の尿管膣瘻が生じていることが判明し,その後,右尿管からも尿の漏出が発生した…(大阪地方裁判所平成30年11月27日判決)

コラム:職場内で不倫をしている職員への対応はどうすればよいか?

2021年11月05日
Q.当院に勤務している医師(既婚者)と看護師が不倫をしているとの噂があります。病院の業務に影響が生じているわけではありませんが、病院として、不倫を止めるように業務命令を出したり、懲戒処分をしたりすることはできるのでしょうか…。

医療裁判:診療情報提供書に主観的評価を記載したことが不適切とはいえないとされた事例

2021年10月18日
本件は,患者(女性・昭和40年生まれ)が,通院中の病院が他の医療機関に対して患者を紹介する際に,「症状は精神的なもの」,「心理的な要素も多分にある」などといった主観的な評価ではなく客観的な情報提供をすべき義務を怠ったため,多発性硬化症の診断を受けるまで約5年もの間医師らに真摯に対応されず,心療内科等への通院を余儀なくされた等として,病院に対して損害賠償を求めた事案である…(大阪地方裁判所平成30年10月30日判決)

コラム:職場内でのいじめに対する対応について

2021年09月27日
Q.クリニックを開設していますが、最近、看護師の一人より、同僚からいじめを受けて休職せざるを得なくなったと相談がありました。しかし、話を聞くと、原因がプライベートなことのようですので、関与すべきか迷っています。このまま対策をしなかった場合、私自身がいじめに直接関与していなくても、クリニックの開設者として法的な責任を問われるようなことがありえるのでしょうか。

医療裁判:術前検査として説明・同意済みの心臓カテーテル検査について,同検査を必要とする理由が術前検査から同意を得ていない他の理由に変更となった場合,医師には改めて説明の上,同意を得る義務があるとされた事例

2021年09月06日
総腸骨動脈瘤の疑いがあるとして検査入院をした患者(女性。事故当時60歳)が,医師より,総腸骨動脈瘤の有無等を確認するための造影CT検査を実施すること,および総腸骨動脈瘤が有ると認められた場合に実施する手術の術前検査としての心臓カテーテル検査を実施することについて説明を受け,両検査の実施に同意した。しかし,医師は,その後の造影CT検査により,患者には総腸骨動脈瘤がないことが判明したにもかかわらず,患者にそのことを説明しないまま,当初の予定どおりに心臓カテーテル検査を行った…(横浜地方裁判所平成29年2月23日判決)

コラム:スタッフに禁煙の指示や髪型の指定ができるか

2021年08月16日
Q.当院は健康増進法に基づき敷地内禁煙になっています。しかし,ヘビースモーカーの医師がおり,敷地内禁煙を遵守して白衣を着たまま喫煙することもないのですが,それでも診療中にタバコ臭が強いと患者さんから苦情が出ています。 この医師に対し,業務命令として禁煙を命じ,違反したら懲戒処分としても差し支えないでしょうか。

医療裁判:褥瘡の予防と治療について,病院側の過失を認めた事例

2021年07月28日
本件は,前立腺がんおよび大脳皮質基底核変性症の既往歴を有し,リハビリ等のため入院していた患者(昭和10年生男性・死亡時79歳)に褥瘡が発生し,転院先の病院で死亡した事案である…(東京高等裁判所平成30年9月12日判決)

コラム:医療機関におけるパワーハラスメント問題

2021年07月08日
Q.当院のベテランの看護師が、若い医師のプライベートに関する悪い噂を職場で流しています。このような行為は、いわゆるパワハラに当たるのでしょうか。

医療裁判:外国に帰省した統合失調症患者の自殺の予見可能性について

2021年06月16日
本件は,統合失調症で精神科の医師の治療を受けていた患者(昭和46年生女性。国籍は中国)が,実家の中国に帰省中に,実家のマンションから飛び降り自殺したという事案である…(最高裁判所平成31年3月12日判決)
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