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医療裁判・コラム
最高裁判所平成23年4月26日判決
過去にストーカー等の被害に遭って抑鬱神経症と診断されていた患者(女性,本件当時41歳)が,頭痛を主訴に精神神経科を受診した後,脳神経外科でMRI検査を受けた。後日,患者は診療受付終了時刻の前に,精神神経科に「受付時間を少し遅れるが診察してほしい」と電話をし,担当医師は検査結果を伝えるだけという条件で,面接を了承した。医師は患者に対し,MRI検査の結果は異状がないこと,頭痛のコントロールが当面のテーマであること,そして今後は脳神経外科を受診するように指示し面接を終了しようとしたが,患者はこれに応じず,自らの病状の訴えや質問を繰り返したため,医師は「患者の病名は人格障害である」等の発言をした後,診察室から退出した…

医療裁判・コラム
東京地方裁判所平成22年1月22日判決
血管腫の疑いがあると診断された女性(当時40歳)が大学病院に入院後,採血検査の結果,播種性血管内凝固症候群(DIC)の状態にあると判定されたため,原因探索のため肝生検が実施された。その結果,女性は皮下脂肪織炎様T細胞性リンパ腫(SPTCL)と診断され,翌日から3種類の抗腫瘍剤とステロイドを併用投与する多剤併用療法(CHOP療法)が開始された。その後,腹部エコー検査を実施したところ,肝臓に腫瘤様の塊が見られ,CT検査とMRI検査が実施された結果,腫瘤様の塊は,胆汁瘻,血腫,膿瘍のいずれかであることが疑われた…。

医療裁判・コラム
福岡地方裁判所平成24年3月27日判決
患者(女性,70歳)が,居酒屋での支払いの際に小銭をぼろぼろとこぼし,その様子を見た店員が,脳梗塞を疑い119番通報を行った。救急搬送先 の消化器外科専門の当直医は,患者の状態が意識清明で痙攣や麻痺も無かったことに加え,一過性脳虚血発作(TIA)は意識障害を伴うと誤認していたため,TIAではないと判断し,翌日検査を受けるよう伝えて患者を帰宅させた。翌日,患者を診察した内科専門の担当医師は,MRI等の各種検査の結果から,陳旧性脳梗塞,多発性脳虚血と診断,特別な治療はせずに患者を帰宅さ せた。なお,この医師は,前日診察した当直医を他の同姓の循環器専門医と誤解し…

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