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医療裁判・コラム
Q.歯科医院で半年前から矯正装置を装着して歯列矯正治療を続けている患者から、当院での矯正治療をやめたいと言われ、治療費の返還を求められました。矯正にかかる治療費は、治療開始時に全額を受領済みなのですが、返還に応じなくてはならないのでしょうか。
医療裁判・コラム
京都地方裁判所令和4年3月9日判決
総合病院において,頭痛を訴えて脳内出血と診断され入院していた患者(男性,本件手術当時74歳)が,開頭血腫除去術(以下,「本件手術」という)を受けた約半日後の深夜,急性呼吸不全により死亡した。その後,患者の妻と子が,病院および当直医に対し,当直医には手術後の鼻出血の止血や気管挿管による気道確保をすべきであったのにこれを怠った過失があるとして損害賠償請求をした…
医療裁判・コラム
広島地方裁判所平成27年5月12日判決
患者(女児,生後6ヵ月)が手足をピクピクとしたりビクッとして急に泣き出したりしたため,母親に連れられて休日夜間救急の小児科を受診したところ,診察をした医師は脳波をとるための設備が不十分として別の病院を紹介した。紹介先の病院の担当医等は,複数回患者を診察したが,てんかんを疑うことはあっても,代謝性疾患等の全身疾患を疑い血液検査を実施することはなかった。しかし,後日,患者は高インスリン血性低血糖症であったことが判明し,その後,重度の知的障害との判定を受けた……
医療裁判・コラム
東京地方裁判所平成26年9月11日判決
本件は,口腔内から採取した細胞を培養し,これを患者が改善を希望する特定の部位に注入することによって皮膚のしわ,たるみ等を除去・改善することを目的とした美容療法を受けた患者(本件当時50歳前後の女性)が,その効果が全くなかった等として,説明義務違反などを主張し,当該施術を行ったクリニックを開設する医療法人に対し損害賠償を求め訴えた事案である
医療裁判・コラム
東京地方裁判所平成26年9月11日判決
くも膜下出血で緊急手術を受けた患者(男性,事故当時59歳)が,手術後5日目の昼食時に出された蒸しパンを喉に詰まらせて窒息し,血管性認知症,精神障害者保健福祉手帳2級の後遺症害を負った……
医療裁判・コラム
東京地方裁判所平成26年5月29日判決
介護付有料老人ホームの入居者(女性,事故当時90歳台)が居室(完全個室)の浴槽内で溺死した。本件は,入居者の長男が,介護職員が入浴時に適切な見守り等を行わなかったために入居者が溺死したと主張して,老人ホームの運営会社に対し,安全配慮義務違反による債務不履行または不法行為に基づく損害賠償として2200万円を請求した事例である……
医療裁判・コラム
東京地方裁判所平成24年12月27日判決
統合失調症の治療のために入院した患者(当時38歳)が,入院した病院で抗精神病薬の多剤・多量処方を受けたところ,入院から10日目の夜に心肺停止状態で発見され,その後,遷延性意識障害となった(その約9ヵ月後に患者は死亡)……
医療裁判・コラム
東京地方裁判所平成24年8月9日判決
男性(年齢不詳)は,定期健康診断を実施している診療所からの勧めで,食欲を減退させることによって体重を減らす薬の治験に参加したが,その最中に平滑筋肉腫を発症し,その後死亡した……
医療裁判・コラム
福岡地方裁判所平成25年9月17日判決
歯根嚢胞の処置のため大学病院において抜歯および嚢胞開窓術を受けた患者(本件当時25歳男性)が治療中に急変し,同病院内の救命救急センターに搬送されたものの死亡した。これを受けて,その相続人である両親が,麻酔使用の不適切性や急変時の対応の不備などを主張し,担当医や同病院を運営する法人に対し損害賠償を求め訴訟を提起した……
医療裁判・コラム
山形地方裁判所平成26年2月25日判決
患者(女性,当時95歳)は,食事の経口摂取が困難となったことから病院に緊急入院し,精査とともに栄養管理が行われた。入院中に栄養状態は改善せず,精査の結果も認知症が原因であろうとの診断で,自宅での療養を勧められ,退院。しかし,退院4日後,患者は救急搬送され,誤嚥性肺炎により死亡した……