Avacincaptad pegolは地図状萎縮（GA)の進行を抑制する：GATHER2

Efficacy and safety of avacincaptad pegol in patients with geographic atrophy (GATHER2): 12-month results from a randomised, double-masked, phase 3 trial

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背景

Lancetは、地図状萎縮（GA）治療に関する2つのRCT結果を併載している。
アメリカSierra Eye AssociatesのKhananiら（GATHER2）は、C5阻害薬avacincaptad pegolの効果・安全性を検証する第3相RCTを実施した（対照：プラセボ, n=448）。一次エンドポイントは、6ヵ月・12ヵ月時点でのGA病変面積のベースラインからの変化である。

結論

Avacincaptad pegolの一次エンドポイントに対する効果を認めた。12ヵ月時点におけるGA病変面積の平均成長率は、0.336 mm/年 v.s. 0.392 mm/年であった。有害事象は、投与群の49%と対照群の37%において発生した。

評価

併載のOAKS and DERBYでのC3阻害薬pegcetacoplan有効性と比較可能な結果である。 Avacincaptad pegolはアステラス製薬の製品で、同薬と競合することとなるが、pegcetacoplanで報告されている網膜血管炎の発生の有無も1つのポイントとなる。